経験点1,200
混沌にして中立/小型サイズの魔獣(水棲)
イニシアチブ +3; 感覚 暗視60フィート、鋭敏嗅覚、夜目; 〈知覚〉+8
アーマー・クラス 17、接触14、立ちすくみ14(+3外皮、+1サイズ、+3【敏】)
ヒット・ポイント 37(5d10+10)
頑健 +6、反応 +7、意志 +2
移動速度 30フィート、水泳50フィート
近接 噛みつき=+8(1d6+1、加えて“足払い”)、爪(×4)=+7(1d3+1)
接敵面 5フィート; 間合い 5フィート(噛みつきは10フィート)
特殊攻撃 血も凍る咆哮、飛びかかり
【筋】13、【敏】16、【耐】14、【知】5、【判】12、【魅】13
基本攻撃 +5; 戦技ボーナス +5; 戦技防御値 18(対足払い26)
特技 《技能熟練:知覚》、《能力熟練:血も凍る咆哮》、《武器熟練:噛みつき》
技能 〈隠密〉+12、〈水泳〉+14、〈知覚〉+8
出現環境 気候問わず/河川または湿地
編成 単体、2体、または1孵りの兄弟姉妹(3~6)
宝物 標準
血も凍る咆哮(超常)/Blood-Freezing Howl 標準アクションとして、ヴーニスは身震いするような吼え声を放つことができる。30フィート爆発の範囲内にいる全てのクリーチャーは難易度15の意志セーヴを行わなければならず、失敗した場合は1ラウンドの間幻惑状態になり、その後追加で1d6ラウンドの間怯え状態になる。ヴーニスの咆哮に対するセーヴに成功したあらゆるクリーチャーは、同一のヴーニスの方向に対して24時間の間完全耐性を持つ。これは[音波、恐怖、精神作用]効果である。セーヴ難易度は【魅力】を基にしている。
狡猾で攻撃的なヴーニスは、がつがつした食欲と多少の知性を持つ水陸両生の夜行性捕食者である。ヴーニスの咆哮は血も凍るといわれ、追いかけているクリーチャーの足止め以上のものである。ヴーニスは通常、待ち伏せしている水際からは離れすぎている獲物を見つけた場合に咆哮を用いる。ヴーニスは奇妙な夢の次元の原住生物だが、多くのものがその領域の外側、目覚めている世界で、じとついた水溜りや世界中の人里離れた海岸にねぐらを見つけて生活している。ヴーニスがどうやって最初にこの世界間移動を成し遂げたのかはよく分からない。
野生の獣以上のものにはほとんど見えないが、ヴーニスは実際はかなり知性がある。確かに平均的な人間ほどは鋭敏ではないが、ヴーニスは話すことを知っているくらいには知的で、しばしば同類の他の者とはそうしている。ヴーニスは他のクリーチャーとやり取りするのを選ぶことはそうないため、愚かな動物と同程度のものだと誤解されるが、時に湿地帯を旅するものが葦の間で話される奇妙な口笛のような声について語ることがある。アクロ語の秘密を知っているわずかな者はこれらの言葉を理解することができるが、誰もいないと思っている夜にヴーニスが囁いていることを理解することが常に最良というわけではない。
邪悪ではないが、ヴーニスは明らかに黒いユーモアのセンスを持っており、暴力的な詩やぞっとするような冗談をでっちあげることに大きな喜びを感じる。ヴーニス以外のクリーチャー、特に人間、猫、ノームが血生臭く皮肉な運命に合うというオチはヴーニスを最も楽しませる。アクロ語を話すことができる抜け目ない旅人が、隠れているヴーニスとおぼつかない会話をすることができたいくつかの物語がある。実際はヴーニスはかなり社交的で、種族間の対立から来るぎこちなさを打ち破った場合、ヴーニスとの友情が予期せずして得られることがある。旅人と仲良くなったヴーニスはしばしば危険な沼地を、静かに、見えないままに案内し、このような旅人が湿地の他の危険の餌食になった場合は友好的なヴーニスはできる限りの手助けをするだろう。
ヴーニスは体長4フィート、体重70ポンドだが、これよりもはるかに大きなサイズに育ったヴーニスの噂がある。