経験点600
混沌にして中立/小型サイズの人型怪物(水棲)
イニシアチブ +3; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+2
アーマー・クラス 15、接触14、立ちすくみ12(+1外皮、+1サイズ、+3【敏】)
ヒット・ポイント 19(3d10+3)
頑健 +4、反応 +6、意志 +5
抵抗 [強酸]5、[氷雪]5
弱点 頭の皿
移動速度 20フィート、水泳40フィート
近接 爪(×2)=+5(1d3+1、加えて“つかみ”)
特殊攻撃 つかみ(中型)、引っかき(爪(×2)=+5、1d3+1)
【筋】12、【敏】17、【耐】13、【知】8、【判】15、【魅】10
基本攻撃 +3; 戦技ボーナス +3(組みつき+7); 戦技防御値 16
特技 《頑健無比》、《素早い移動》
技能 〈真意看破〉+5、〈水泳〉+9、〈脱出術〉+10、〈治療〉+5; 種族修正 +4〈脱出術〉
言語 共通語、水界語
その他の特殊能力 水陸両生
出現環境 気候問わず/湖または河川
編成 単体、2体、または集団(3~6)
宝物 標準
頭の皿(超常)/Head Bowl カッパの頭の上にある受け皿には故郷の川あるいは湖の水が入っている。カッパが敢えて頭部を傾けるかカッパを押さえ込んでいるクリーチャーがそれを強要しない限り(押さえ込んでいる間に組みつき判定が要求される)、その水はなくならない。水がなくなると、カッパは移動不能になりよろめき状態になる。カッパは依然としてアクションをとれるが、自力でその位置から動くことはできない。空っぽになった頭の皿に水が満たされると、カッパは即座に状態が回復する。その代わりの水はカッパの故郷のものである必要はないが、カッパは機会があればまず頭の皿をそこの水で満たす。
カッパは人型の亀に似た奇妙な両生類である。それは新鮮な水に棲み、湖に流れる水流や川、あるいは池を好む。カッパは背中に背負った小さな甲羅、無愛想な顔、そして先端に爪を生やした水かきのついた手足を持っている。カッパは概して緑色をしているが、その肌の色調は緑や芥子色に変化する。クリーチャーには頭の上に浅い皿があり、このクリーチャーはそれに常に故郷の水を入れている。
カッパは腕白で、故郷の近くを通るあるいはそこで泳ぐものにイタズラをすることがある。カッパのイタズラはローブの下を覗き見る、手拭いを盗む、あるいは水中の捕食者のふりをするといった通常無害で迷惑なものだ。カッパはまた強力な敵に自身の取っ組み能力を甘く見積もってもらおうと、相撲を挑むことがある。怒ったカッパは危険になれ、故郷の水に入っている乗騎、動物の相棒、あるいは人々さえ溺れさせようとする。最も退化したカッパは入浴した者を溺れさせ喰らうことで知られている。
カッパを知る賢者たちはこのクリーチャーにはいくつか弱点があることを知っている。まず何よりも、カッパはキュウリと馬肉を愛する。そうした供物を並べれば、カッパは侵入者を悩ませようとはせず、そして彼らの申し出を受けることさえあるかもしれない。更に、イタズラに対する強い好みを別にすると、カッパは礼儀正しい訪問者に対しては常に誠実である。戦闘でなく口頭による非難に直面したカッパは素早くそして恥ずかしがりながらイタズラを謝罪し、許しを請う。
頭の皿が空になった場合、カッパは通常蹲り助けを求め、戦闘を続けるのはそれを強要された場合のみである。こぼしたカッパの頭の皿を満たした相手はカッパの最高の感謝を受ける。最も賢明で賢いカッパのみが故郷を離れて旅せざるを得なくなっている時に水のビンを持ち運ぶ――大抵のカッパはそんなことは考えもしない。