経験点1,200
真なる中立/小型サイズの粘体
イニシアチブ +4; 感覚 非視覚的感知60フィート; 〈知覚〉+7
アーマー・クラス 15、接触15、立ちすくみ11(+1サイズ、+4【敏】)
ヒット・ポイント 42(4d8+24)
頑健 +7、反応 +5、意志 +1
完全耐性 [精神作用]効果、粘体の種別特性
移動速度 10フィート、登攀10フィート
近接 叩きつけ(×2)=+7(1d6+3、加えて“つかみ”および“麻痺”)
特殊攻撃 吸血(1d2【耐久力】)、つかみ(超巨大サイズ)
【筋】16、【敏】18、【耐】23、【知】11、【判】10、【魅】1
基本攻撃 +3; 戦技ボーナス +5(組みつき+9); 戦技防御値 19(足払いされない)
特技 《技能熟練:隠密》、《技能熟練:知覚》
技能 〈隠密〉+20、〈知覚〉+7、〈登攀〉+11; 種族修正 +8〈隠密〉
言語 地下共通語(話せない)
その他の特殊能力 透明
出現環境 気候問わず/廃墟または地下
編成 単体または2体
宝物 乏しい
麻痺(変則)/Paralysis スリザリング・トラッカーの叩きつけ攻撃が命中したクリーチャーは、それが分泌する麻痺性の粘液と接触することになる。敵は難易度18の頑健セーヴを行わねばならず、失敗すると麻痺状態になる。その後毎ラウンドの終わりに麻痺した犠牲者は麻痺状態から回復するために新しく頑健セーヴを行うことができる。犠牲者がスリザリング・トラッカーの麻痺から回復した場合は、犠牲者は1d6ラウンドの間よろめき状態になる。この難易度は【耐久力】を基にしている。
透明(変則)/Transparent 色素の欠如のため、スリザリング・トラッカーはほとんどの環境で周囲と区別することが困難である。その結果、スリザリング・トラッカーは〈隠密〉判定に+8の種族ボーナスを得、〈隠密〉判定にペナルティを受けることなく全速力で移動することができる。スリザリング・トラッカーに気づくことに失敗したクリーチャーがその中に踏み込んだ場合、スリザリング・トラッカーの叩きつけ攻撃が命中したかのように自動的にダメージを受け、即座につかみと粘液による麻痺の対象となる。
暗黒の地下の異質な住人のスリザリング・トラッカーは透明な粘体であるきらきら輝くクリーチャーで、通常は厚さ約3インチ、直径は少なくとも3フィートである。静止している場合、湿った石の筋や壁の水滴の筋のように見える。比較的ゆっくりと動くスリザリング・トラッカーは獲物を奇襲するためにその透明性と襲撃のコツに頼る。
ひとたびスリザリング・トラッカーが生きているクリーチャーを麻痺させた場合、肉体の露出している部分に流れて行き、つかみかかって犠牲者の血を吸う。スリザリング・トラッカーは人間大のクリーチャーの血を衝撃的な速さで吸うことができ、後にはカラカラになった滓だけを残す。スリザリング・トラッカーは時として食物の間を行ったり来たりすることがありうるが、容易い獲物を見逃すことは決してない。スリザリング・トラッカーが成長するほどに、その食欲はより恐ろしいものとなる。とりわけ大きな食事のあとに、このクリーチャーは2体のより小さなスリザリング・トラッカーに分裂し、そして餌場を求めて別々の道を行く。
スリザリング・トラッカーは、明るい光から害を受けることはないが、強烈な照明や自然の日光のある地域を避けることを好み、地上にあえて行くのは夜間のみである。自分たちが原住している洞窟やトンネルの涼しく湿った環境を好む。
知的で狡猾ではあるが、スリザリング・トラッカーは完全に異質なクリーチャーである。自分自身の言語は持たないが、通常は居住している地域で優勢な言語――通常は地下共通語――を理解できる。一部の地下の住人はスリザリング・トラッカーと何とか同盟関係を結び、あるいは少なくともクリーチャーに定期的に簡単に取れる獲物を供給することで共存しているが、スリザリング・トラッカーの目的や動機を本当に知る者はおらず、このような同盟関係を頼みとすることは危険である。