Night Terrors/夜の恐怖
出典 Horror Adventures 123ページ
系統:幻術(惑乱)[悪、感情、精神作用]; 呪文レベル:ウィザード/ソーサラー6、ウィッチ6、サイキック6、バード6、メスメリスト6
発動時間:標準アクション
構成要素:音声、動作、物質/信仰(黒いインクをひとしずく)
距離:接触
目標:接触した知性あるクリーチャー1体
持続時間:1日/レベル(解除可)
セーヴィング・スロー:意志・無効; 呪文抵抗:可
この呪文の目標は通常の睡眠からも魔法の睡眠からも何の利益も得られず、一連の悪夢の中で身悶えしながら精神を苦しませ、辛い仕事をこなす能力を低下させる。目標は能力値ダメージとヒット・ポイントへのダメージが自然回復しなくなり、呪文を準備したり呪文スロットを回復したりできなくなる。一晩睡眠不足になると、目標は疲労状態になる。休む前にすでに疲労状態であれば、過労状態になる。この呪文の影響を受けたクリーチャーは、急速を行ってもこの呪文で受けた疲労状態や過労状態から回復せず、レッサー・レストレーションのような呪文によっても治療できない。休息のたびに目標は1d4ポイントの【判断力】ダメージを受ける。このダメージも、ナイト・テラーズの効果を受けている間は魔法によって治療できない。
目が冷めている間も、目標の心には以前の悪夢のイメージが心に残り続ける。ナイト・テラーズの効果を受けている間に一度でも休息した目標が[恐怖]状態を受けたなら、通常よりも1段階高い[恐怖]を経験する。しかし、恐怖の選択ルール(10ページ参照)に従うなら、高い[恐怖]を受けている間、それより下位の[恐怖]の影響は受けなくなる。[恐怖]状態を与える効果が通常なら他の[恐怖]効果と累積しないものである場合、目標の[恐怖]段階は増加しない。この呪文におけるこの効果は[恐怖]効果である。
1日1回、効果を受けたクリーチャーはナイト・テラーズを終了させるために新たなセーヴィング・スローを試みることができる。ただし、1日の間に複数回休息したからと言って、複数回セーヴィング・スローが行えるようにはならない。ナイト・テラーズに対するセーヴに成功したクリーチャーは呪文を終了し、その夜は通常通り休息できる。しかしその夜の急速の利益を得られるだけで、それ以前の夜に得られなかった利益を得ることはできない。
正気ルール(12ページ参照)を使用しているなら、目標は【判断力】ダメージの代わりに1d8ポイントの正気度ダメージを受ける。