Phase Door/位相の扉
系統 召喚術(創造); 呪文レベル ウィザード/ソーサラー7
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声
距離 接触
効果 5フィート×8フィート、深さ10フィート+5フィート/3レベルのエーテルの開口部
持続時間 使用回数1回/2レベル
セーヴィング・スロー 不可; 呪文抵抗 不可
この呪文は木製の壁、漆喰壁、石壁を通り抜けるエーテルの通路を作り出すが、その他の物質に通路を作ることはできない。フェイズ・ドアは術者以外のすべてのクリーチャーにとって不可視かつ進入不可能で、この通路は術者だけが使用できる。フェイズ・ドアに入ると術者の姿は消え、出れば姿が現れる。術者が望めば、術者は他の(サイズ分類が中型以下の)クリーチャー1体を連れて扉を通ることができる。そうすると、扉を2回使用したことになる。光や音、呪文の効果を扉の向こうに送ることはできないし、術者が扉を“使用”せずにその向こうを見ることもできない。この呪文によって脱出することはできるが、フェイズ・スパイダーなど、クリーチャーの中には簡単に追いかけて来ることのできるものもいる。ジェム・オヴ・トゥルー・シーイング(訳注:ジェム・オヴ・シーイング?)やそれに類する魔法を使えば、フェイズ・ドアがあることは判るが、使用できるようにはならない。
フェイズ・ドアはディスペル・マジックの対象となる。解呪された時点で誰かが通路の中にいた場合、その人物はパスウォール効果の内部にいた場合のように、安全に排出される。
術者は、扉に何らかの作動条件を設定することで、他のクリーチャーがそのフェイズ・ドアを使えるようにすることができる。そうした条件は術者の望むようにどれだけ単純なものにも複雑なものにもすることができる。条件はクリーチャーの名前、身元、属性に基づいて設定できるが、それ以外は識別可能な行動や特性に基づいたものでなければならない。レベルやクラス、ヒット・ダイス、ヒット・ポイントなどのつかみどころのないものは不適当である。