Call Spirit/霊召喚
系統:召喚術(招請); 呪文レベル:クレリック5、シャーマン5、スピリチュアリスト5、ミーディアム3
発動時間:10分
構成要素:音声、動作
距離:10フィート
効果:故人の人型生物1体の霊を喚び出す
持続時間:精神集中
セーヴィング・スロー:意志・無効; 本文参照; 呪文抵抗:不可
術者は特定の故人の霊を、最後に死んだ場所に出現させようと試みる。術者はその名を呼ぶことで術者の存在に応えなければならない。
同意しない霊は意志セーヴに成功することでこの招来を拒むことができる。選択した霊が招来に応えない場合、その場所にいる別の悪意を持った霊が現れ、術者を騙そうとする。セーヴの難易度は術者が呼び出したい霊をどれだけ知っており、どの程度物理的な関わりがあるかによって決定される。
喚び出すことに成功すると、霊はぼんやりとした蒸気のような姿で現れる。その姿は死亡したクリーチャーの生前の姿にどことなく似ている。霊はアンシーン・サーヴァントと同じ身体能力を持ち、物理的な作業をわずかながら行うことができる。また、生前に知っていた言葉を用いて静かに会話したり囁いたりすることもできる。霊はアンデッド・クリーチャーではなく、招来者に恩義を感じてもいない。術者が招来したのが選択した霊なのか騙そうとする偽物なのかにかかわらず、霊は質問への回答を拒んだり〈はったり〉を用いて術者を騙そうとすることができる。いずれにせよ霊は生前に知っていたことだけを話すことができ、死後に起きた出来事の知識を持たない。悪意のある霊は術者を恐れさせるため、恐ろしい霊と見せかけるために制限された肉体能力で優位に立とうとする可能性がある。
術者は1ラウンドに1回質問するために、呪文の維持に精神集中を行わなければならない(標準アクション)。術者は合計で術者レベル毎に質問1つを行うことができる。霊は同じラウンドのうちにこの質問に答える。呪文が終了すると、霊の心霊体はかき消え、魂は安息の地へと帰って行く。この呪文で現在アンデッドのクリーチャーの霊を呼び出すことはできない。