Terraform/居住可能地域
系統 変成術; レベル ウィザード/ソーサラー7、ウィッチ7、クレリック7、ドルイド6
発動時間 1時間
構成要素 音声、動作、物質(10,000GPの価値がある希少な鉱石、本文参照)
距離 100フィート
効果範囲 術者を中心とした半径100フィートの放射
持続時間 1日/レベル(本文参照)
セーヴィング・スロー なし; 呪文抵抗 不可
術者は効果範囲の地形や気候を変え、この星や次元界に適した新しい地形や気候とする。例えば、術者は砂漠を草原に変えることができる。この呪文を発動するには、術者は物質要素とともに神話パワーを10回分消費しなければならない。この効果はこの範囲の気候や通常の植物を新しい地形に適したものに変えるが、クリーチャーやその地の構造には効果を及ぼさない。岩でできた丘を森林に変換すると下生えは灌木や小さな木に変わるが、丘を平らにしたり、動物をこの新しい環境に適した形に変化させることはない。
術者は気候を1段階(warm、temperate、cold)変えることができる。地形の変化が最大でどの程度まで行えるかはGMの判断によるが、一般には類似の地形種別や地形種別から1段階(例えば一般の森林から巨木や薄い下生えの森、浅い沼から深い沼、など)までとする。術者はまばらな森を比較的乾燥した沼など、土地を類似の地形種別に変化させることもできる。こういった変化の影響を受けた地に住んでいたクリーチャーは、気候にそぐわない場合はその地から逃げ出すかすぐに死亡する。どうなるかはそのクリーチャーの機動力と変化に気づいたかに依存する。
この呪文を同じ範囲に複数回発動すると、この地を周りの土地と比べて全く異なる地形や気候に変えることもできる。GMはこのような地形変化がそぐわないとか持続時間を短くしてもよいし、その地に適したものとして持続時間を伸ばしてもよい。
この呪文は変化の性質や隣接する地形の種別などに基づき多くの二次的効果を持ち得る。これらは状況に応じてGMによって決定されなければならない。例えば、砂漠を変化すると植物を維持するために地下から水を引き上げる必要があり、近くの範囲の地下水位が激減するかもしれない。雪の降るツンドラの中心に温かい砂漠を作ると、境界地域は泥濘と化し、暖気と寒気がぶつかることで頻繁に嵐が起きることになるだろう。
術者が少なくとも第8階梯なら、術者は神話パワーを10回分ではなく20回分消費することで距離を1マイルに、範囲を術者を中心とした半径1マイルの放射に、持続時間を術者レベル毎に1ヶ月に増加することができる。