経験点400
混沌にして悪/中型サイズの人型生物(スカルク)
イニシアチブ +6; 感覚 夜目; 〈知覚〉+5
アーマー・クラス 12、接触12、立ちすくみ10(+2【敏】)
ヒット・ポイント 16(3d8+3)
頑健 +2、反応 +5、意志 +3
移動速度 30フィート
近接 ショート・ソード=+2(1d6/19~20)
遠隔 ダガー=+4(1d4/19~20)
特殊攻撃 急所攻撃+1d6
【筋】11、【敏】14、【耐】13、【知】10、【判】14、【魅】7
基本攻撃 +2; 戦技ボーナス +2; 戦技防御値 14
特技 《イニシアチブ強化》、《技能熟練:隠密》
技能 〈隠密〉+16、〈知覚〉+5; 種族修正 +8〈隠密〉
言語 共通語、地下共通語
その他の特殊能力 溶け込む足取り、変色皮膚
出現環境 気候問わず/地上または地下
編成 単体、2体、一団(3~8)、または部族(9~16)
宝物 標準(ショート・ソード、ダガー×2、その他の宝物)
溶け込む足取り(変則)/Camouflaged Step スカルクは森と地下の環境をほとんど跡を残さずに通過することができる。このような環境でスカルクを追跡する難易度は+10上昇する。
変色皮膚(変則)/Chameleon Skin スカルクは周囲の環境――煉瓦とモルタルのような複雑または規則的なパターンさえ――に合わせてその皮膚の色を変える能力により〈隠密〉に種族ボーナスを得る。スカルクが変えることができるのは自らの肉体のみで、持ち運んでいる物の色はできないため、鎧を着ている場合か体の1/4以上をおおう何らかの衣服を着ている場合はこのボーナスを失う。スカルクは通常は小さなアイテムを体の後ろに隠し、背中を壁につけて前半身の色を変える事で、見ている者がアイテムに視線を通せないようにしてアイテムを隠すことができる。
スカルクは社会の周縁部に住み、生存のために必要なものを盗み、必要なこと――日常的に殺人を犯す事を含め――をやって生活する臆病で怠惰な種族である。彼らの臆面もない臆病さは恐らく最も広く知られた特徴だが、スカルクは自身を特に臆病だと思ってはいない。そのかわりに、自らの不名誉な行動は生存のために最も好都合な方法であるとみなしている。彼らは自分たちのことを怠惰でおろかだとみなす他の人型生物を憎んでおり、住居に侵入し、住人を皆殺しにし、捕えられることなく持ち運べるだけの物を奪い去ることをなんとも思わない。
スカルクは小さな集団で旅をし、16名を越える部族を作ることは滅多にない。というのはより大きな集団では些細な揉め事があっという間に暴力的な同士討ちに発展するからである。スカルク同士の殺人は稀ではないが、彼らは数による安全は理解しており、ほとんどの者は比較的小さな集団内でも反乱には眉をひそめ、裏切り者は速やかな死を持って罰せられる。可能な場合は他の居住地の近くのよく考えられた場所にキャンプを設営し、通常は下水道、洞窟、森の中に住むが、彼らの芳しからざる殺人的なやり口のため、犠牲者となった一家の残骸がひとたび発見されて彼らの存在が警戒されるようになるとすぐに、地域の司法が彼らを発見する前に移動することをしばしば余儀なくされる。
スカルクはずっとひょろ長くて機敏だが、大体人間と同じサイズである。身の丈平均6フィートで通常体重はわずか140ポンド。痩せこけた手足は障害物の周りに潜み狭い場所に入り込む助けとなる。スカルクは50年まで生きることができるが、ほとんどはそのずっと前に暴力的な死を迎える。スカルクは種族ヒット・ダイスを有するが、一般にクラス・レベルを取得して力を伸ばす。ローグはスカルクに人気があり、よく選択される。隠密と急所攻撃に関する彼らの生来の能力がこの選択によく合うからだが、クレリック、ファイター、遠隔武器に特化したレンジャー、稀にウィザード(特に幻術士)の役割にも傑出している。