Wall of Iron/鉄の壁
系統 召喚術(創造); 呪文レベル ウィザード/ソーサラー6
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声、動作、物質(鉄板の小片と50GP相当の金粉)
距離 中距離(100フィート+10フィート/レベル)
効果 一辺5フィートの正方形の区画1個分/レベルまでの面積を持つ鉄の壁; 本文参照
持続時間 瞬間
セーヴィング・スロー 本文参照; 呪文抵抗 不可
平坦で垂直な鉄の壁が出現する。この壁は、面積が充分であれば周囲の命を持たぬ物質の間に入りこむため、通路を封鎖したり穴をふさぐことができる。クリーチャーや他の物体がすでに存在する場所へ召喚することはできない。壁は常に平坦な板でなければならないが、縁の形は入り込める場所にはまり込むように自在に変えることができる。
ウォール・オヴ・アイアンは術者レベル4レベルごとに1インチの厚さがある。厚さを半分にすることで、壁の面積を2倍にすることができる。壁の一辺5フィートの正方形のエリア1個ぶんは厚さ1インチごとに30ヒット・ポイントを持つ。硬度は10である。ヒット・ポイントが0になった部分は穴が開く。クリーチャーが一撃で壁を打ち破ろうとした場合、【筋力】判定の難易度は25+厚さ1インチごとに2である。
術者が望めば、壁を平坦な床面の上に垂直に立ってはいるが、その床面とはくっついていない状態で作り出すこともできる。この場合、壁を押して倒すと、クリーチャーを下敷きにすることができる。どちらにも押さないのであれば、壁がどちらか一方に倒れる確率は五分五分である。放っておいてランダムに倒すのではなく、どちらか一方に倒れるようにクリーチャーが壁を押すこともできる。壁を押すには、クリーチャーは【筋力】判定(難易度40)に成功しなければならない。倒れてくる壁から逃れる余地のあるクリーチャーは、反応セ-ヴに成功することで逃れることができる。サイズ分類が大型以下のクリーチャーでこの反応セーヴに失敗したものは10d6ポイントのダメージを被る。この壁ではサイズ分類が超大型以上のクリーチャーを下敷きにすることはできない。
この呪文によって作られたものであろうとなかろうと、鉄の壁はサビ、穿孔、その他の自然現象の影響を受ける。この呪文によって作られた鉄は他の物品の製作する際に使用するには適していないため、売ることができない。