Mirror Hideaway/潜伏場所たる鏡
系統 変成術; 呪文レベル ウィザード/ソーサラー2、ウィッチ2
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声、動作、物質(ガラスもしくは金属でできたビー玉と、羊皮紙でできた捻れた輪)
距離 接触
目標 鏡1つ
持続時間 1時間/レベル(解除可)
セーヴィング・スロー 不可; 呪文抵抗 不可
術者は鏡1つを異次元空間への門へと変える。この空間は中型クリーチャー8体が入れるだけの広さがある。この空間に入ったクリーチャーは隠蔽され、その呪文が次元界間で効果を及ぼすものでない限り、呪文の効果範囲には入らない(これには占術も含まれる)。鏡が(布で覆われたり、伏せられたり壁に向けられたりして)隠されてしまうと、この門は不活性になる。鏡が壊れたり、この呪文を発動したときにあった場所から5フィート以上動かされると、この呪文は終了する。異次元空間の中にいた全てのクリーチャーは外に弾き出され(後述)、1d6ラウンドの間吐き気がする状態となる。
異次元の境界の先へ呪文を発動することはできないし、境界をまたぐように効果範囲を指定することもできない。異次元空間の中にいるものは、鏡と同じ大きさの開いた窓を通して見ているかのように、外の景色を見ることも外の音を聞くこともできる。異次元空間の外にいるクリーチャーは、通常通り鏡が反射した像を見るだけである。この空間内にいるクリーチャーは1ラウンドに一回、鏡の反射の中に自分の姿を浮かび上がらせることもできるが、異次元空間の外にいるクリーチャーは中で発生した音を聞くことはできない。
異次元空間の内側にあるものは何であれ、この呪文が終了すると(鏡が覆われたことが理由であっても)外に排出される。同時に鏡に進入できるのはクリーチャー1体だけであり、鏡と同じサイズの隙間を通り抜けられる場合にのみ、クリーチャーは中に入ることができる。例えば、手鏡は小型以上の大きさのクリーチャーが門として用いるには小さすぎる。物体が異次元空間に入ることができるのは、運んでいるクリーチャーがその鏡を通り抜ける間ずっと所持している場合のみである。