出典 Bestiary 6 135ページ、Inner Sea Bestiary 15ページ
経験点 25,600
秩序にして悪/大型サイズの人型生物(他次元界、巨人)
イニシアチブ +2; 感覚 暗視120フィート、夜目; 〈知覚〉+19
アーマー・クラス 28、接触11、立ちすくみ26(+10外皮、-1サイズ、+2【敏】、+7鎧)
ヒット・ポイント 199(19d8+114)
頑健 +17、反応 +8、意志 +14
防御的能力 岩つかみ、影の外套
移動速度 30フィート(鎧未装備時40フィート)
近接 高品質のスパイクト・チェイン=+26/+21/+16(2d6+18/19~20、加えて“生命力吸収”)、または叩きつけ(×2)=+25(1d8+12、加えて“生命力吸収”)
遠隔 岩=+16(1d8+12/19~20、加えて“生命力吸収”)
接敵面 10フィート、間合い 10フィート
特殊攻撃 生命力吸収(1レベル、難易度21)、岩投げ(180フィート)
【筋】34、【敏】15、【耐】22、【知】10、【判】22、【魅】15
基本攻撃 +14; 戦技ボーナス +27(突き飛ばし+31); 戦技防御値 39(対突き飛ばし41)
特技 《強打》、《クリティカル強化:岩、スパイクト・チェイン》、《渾身の一打》、《上級突き飛ばし》、《致命的な狙い》、《突き飛ばし強化》、《鋼の意志》、《鋼の意志強化》、《迎え討ち》
技能 〈登攀〉+21、〈威圧〉+15、〈知覚〉+19(薄暗い光の中では+23)、〈呪文学〉+0(薄暗い光の中では+8)、〈隠密〉+4; 種族修正 +4薄暗い光の中での〈知覚〉、+8薄暗い光の中での〈呪文学〉
言語 共通語、巨人語
その他の特殊能力 戦闘者
出現環境 気候問わず/地上(影界)
編成 単体、徒党(2~5)、一家(6~13、5~8レベルのクレリックまたはウィッチAPG1、および7~10レベルのファイターまたはバーバリアンの長1)、または小集団(14~33、加えて7~10レベルのファイターまたはバーバリアンの長1)
宝物 標準(+1ブレストプレート、高品質のスパイクト・チェイン、その他の宝物)
影の外套(擬呪)/Shadow Cloak シャドウ・ジャイアントは影界とつながっているため、直射日光以外の照明下では移動アクションとして、移動する影に隠れて1d6+6ラウンドの間ブラーの利益を得ることができる(魔法や類似の効果を解呪する目的で術者レベル13として扱う)。この能力は1日に3回まで使用できる。
戦闘者(変則)/Militant シャドウ・ジャイアントは全ての単純武器、全ての軍用武器、選択した1種類の特殊武器に習熟している。ほとんどのシャドウ・ジャイアントはスパイクト・チェインへの習熟を選択している。
シャドウ・ジャイアントは影界で生まれた種族であるが、通常は影界の強力なクレリックや神格の代表の要請により物質界に移動する。そのような状況では、シャドウ・ジャイアントはしばしばエリートの奇襲部隊の中隊として機能し、秘密を守り、彼らが物語を語っていくような生存者を残さないと予想される場合にのみ活動する。
ほとんどのシャドウ・ジャイアントは特に無口であり、より高度な目的のために奉仕していないときは自身を守る。彼らは彼ら独自の助言を守り、自分たちの神秘的な宗教を実践しており、その自己犠牲と食人の血の儀式は、暗い玄武岩のブロックで構成された短い段差のピラミッドの上にいる骨と羽根で着飾ったシャーマンが主導している。影界ではシャドウ・ジャイアントの家族がより大きな部族を形成するために一緒になることが知られている。特に戦争のときや他の脅威に直面しているときである。このような軍隊が戦場に整列している姿は通常、どのような敵であっても、生贄のために金と捕虜を必死に差し出して和平を訴えるのに十分なものである。
経験点 19,200
中立にして悪/大型サイズの人型生物(巨人)
イニシアチブ +3; 感覚 暗視60フィート、ディテクト・アンデッド、デスウォッチ、夜目; 〈知覚〉+15
アーマー・クラス 28、接触12、立ちすくみ25(+10外皮、-1サイズ、+3【敏】、+6鎧)
ヒット・ポイント 162(13d8+104)
頑健 +16、反応 +9、意志 +10
防御的能力 負のエネルギーへの親和性、岩つかみ; 完全耐性 [即死]効果、麻痺
移動速度 40フィート(鎧装備時30フィート)
近接 高品質のサイズ=+20/+15(2d6+16/19~20/×4、加えて“生命力吸収”)、または叩きつけ(×2)=+19(1d6+11、加えて“生命力吸収”)
遠隔 岩=+12(1d8+11)
接敵面 10フィート、間合い 10フィート
特殊攻撃 生命力吸収(1レベル、難易度18)、岩投げ(120フィート)
擬似呪文能力 (術者レベル12; 精神集中+14)
常時―ディテクト・アンデッド、デスウォッチ
3回/日―死体縫合者、スカルプト・コープスAPG
1回/日―アニメイト・デッド、コントロール・アンデッド(難易度19)
【筋】32、【敏】17、【耐】26、【知】13、【判】19、【魅】14
基本攻撃 +9; 戦技ボーナス +21(足払い+23); 戦技防御値 34(対足払い36)
特技 《攻防一体》、《クリティカル強化:サイズ》、《鋼の意志強化》、《足払い強化》、《鋼の意志》、《軍用武器習熟:サイズ》、《強打》
技能 〈隠密〉+7、〈生存〉+10、〈知覚〉+15、〈知識:宗教〉+12、〈治療〉+12、〈登攀〉+12
言語 共通語、巨人語
その他の特殊能力 不吉なる協働
出現環境 季候問わず/地上または地下
編成 単体、2体、または 陰謀団(3~13、3~5レベル死霊術士1~4体、3~5レベルクレリックまたはオラクル1~4体、5~9レベルの首領[通常はクレリックまたは死霊術士]1体、加えて多数のジャイアントのスケルトン、ジャイアントのゾンビ、および他のアンデッドの手下)
宝物 標準(高品質のブレストプレート、高品質のサイズ、その他の宝物)
死体縫合者(擬呪)/Corpse Stitcher トゥーム・ジャイアントはメイク・ホウルを擬似呪文能力として発動する事ができるが、それはアンデッド・クリーチャーを作り出す目的においてのみである。例えば、トゥーム・ジャイアントはこの能力を、ネクロクラフト(Pathfinder RPG Bestiary 4 200ページ)の作成を助けるために、ファントム・アーマーを作成するための鎧の修復(Bestiary 4 213)、あるいはグレイヴナイト(Pathfinder RPG Bestiary 3 138)の鎧を修復することなどに使用することができる。
生命力吸収(超常)/Energy Drain トゥーム・ジャイアントは自身の生命力吸収を装備しているあらゆる近接武器を通して放つ事ができる。
不吉なる協働(超常)/Sinister Synergy 複数の墓場の巨人はその力を結集してアンデッドを生み出す能力を得ることができる。2体以上のトゥーム・ジャイアントが互いに30フィート以内にいるとき、それらは協力し、擬似呪文能力としてクリエイト・アンデッドを使用することができる(術者レベル13)。同様に3体以上のトゥーム・ジャイアントが共に作業を行うと、擬似呪文能力としてグレーター・クリエイト・アンデッドを使用することができる(術者レベル15)。この協業に参加した3体を超えるトゥーム・ジャイアントが1体増えるごとに、この効果の術者レベルは1ずつ上昇する。
ウルガソーアが初めて骨庭を脱出したときから、永遠の存在を約束する力に忠誠を誓う生きるクリーチャーが存在した。トゥーム・ジャイアントは、死霊術に身を捧げ、不吉な力を手に入れた人型生物の一種である。この巨人たちは不死を司る生ける者として生まれ、あらゆる種類のアンデッド・クリーチャーを生み出すことに長けている――自分達の同族からでさえも。トゥーム・ジャイアントは死後に変身することを充分に想定しているが、ほとんどの者は自分の経験や記憶を犠牲にすることを心配してない。彼らの同族が、よろよろ歩くゾンビやカタカタと骨を鳴らすスケルトンよりもはるかに優れた知的なアンデッドを作り出せることを知っているからである。
トゥーム・ジャイアントは漆喰のような肌色をしている。彼らは体毛を一切持たず、滑らかで丸みを帯びた顔立ちと大理石のような肌を持っている。墓場の巨人はその青白い皮膚に、しばしば真っ黒なインクで秘術的なシンボルの刺青を入れている。眼の強膜(白目部分)は漆黒で、中心には幽かな白い瞳孔が光っている。この大きさを持つ人型生物にしては不気味なほど静かに動き、必要な時以外はほとんど喋らない。トゥーム・ジャイアントは簡素な衣服を好み、通常、住居ではトーガを着用し、薄暗い塒から出るときはフードのついたマントを着ている。平均的なトゥーム・ジャイアントの身長は11フィートから13フィートで、体重は約1,300ポンドである。トゥーム・ジャイアントの寿命は最大で400年程度である。
出典 Bestiary 6 133ページ
経験点 153,600
混沌にして悪/巨大サイズの人型生物(巨人)
イニシアチブ +5; 感覚 夜目、暗闇を見通す; 〈知覚〉+29
オーラ 畏怖すべき存在(60フィート、難易度24、10ラウンド)
アーマー・クラス 33、接触11、立ちすくみ28(+17外皮、-4サイズ、+1盾、+5【敏】、+4鎧)
ヒット・ポイント 297(22d8+198)
頑健 +18、反応 +12、意志 +20
防御的能力 岩つかみ; 完全耐性 [氷雪]、[恐怖]、[精神作用]効果、[毒]
移動速度 50フィート
近接 +2ウォーハンマー=+27/+22/+17/+12(4d6+17/19~20/×3)、+1ダガー=+26(2d6+16/19~20)、または叩きつけ(×2)=+27(2d6+15)
遠隔 岩=+18(4d6+15)
接敵面 20フィート、間合い 20フィート
特殊攻撃 貪り、串刺し、岩投げ(160フィート)、飲み込み(3d6+11殴打、アーマー・クラス18、ヒット・ポイント29)
擬似呪文能力 (術者レベル18; 精神集中+21)
回数無制限―インヴィジビリティ、ディーパー・ダークネス
3回/日―ディメンジョン・ドア
1回/日―ミスリード(難易度19)
【筋】41、【敏】21、【耐】29、【知】16、【判】24、【魅】16
基本攻撃 +16; 戦技ボーナス +35; 戦技防御値 50
特技 《頑健無比》、《技能熟練:隠密》、《強打》、《クリティカル強化:ウォーハンマー》、《クリティカル熟練》、《渾身の一打》、《渾身の一打強化》、《二刀の守り》、《二重斬り》、《二刀流》、《よろめき化クリティカル》
技能 〈威圧〉+25、〈隠密〉+21(山岳または地下では+29)、〈生存〉+32、〈知覚〉+29、〈知識:自然〉+25; 種族修正 +8山岳または地下での〈隠密〉
言語 共通語、巨人語、地界語
出現環境 気候問わず/山岳
編成 単体、または2体
宝物 標準(+2レザー・アーマー、+1ダガー、+2ウォーハンマー、その他の宝物)
串刺し(変則)/Impale マウンテン・ジャイアントが刺突近接武器で1回の攻撃を行う時(《渾身の一打》特技を使用する場合を含む)、武器攻撃はつかみのモンスターの共通ルールを得る。その武器で行われた組みつきは次にジャイアントがその武器を使って敵を攻撃したときに即座に終了する。
貪り(超常)/Devour マウンテン・ジャイアントは全ラウンド・アクションとして、大型サイズかそれより小さい人型生物の死体を貪ることができる。そうしたなら、消化したクリーチャーのヒット・ダイス毎に1ラウンドの間、ジャイアントは高速治癒10を得る。飲み込んだ人型生物が胃の内部で死亡すると、マウンテン・ジャイアントは直ちにこの利益を得る。
他の巨人の子供が手に負えない時、両親は「いい子にしないとマウンテン・ジャイアントに食べられちゃうぞ」と警告する。マウンテン・ジャイアントは単なる物語ではなく、高い山や深い峡谷に潜む、実在する存在である。普遍的に肉食で、残忍で加虐趣味であるマウンテン・ジャイアントは、巨人であろうとなかろうと、人型生物の肉を好む。彼らは恐怖の味を愛し、一般には犠牲者を苦しめ、拷問してから貪る。
典型的なマウンテン・ジャイアントは、身長45フィート、体重30,000ポンドでそびえ立つ。
出典 Bestiary 6 134ページ
経験点 38,400
中立にして悪/超大型サイズの人型生物(巨人)
イニシアチブ +9; 感覚 夜目; 〈知覚〉+26
アーマー・クラス 29、接触13、立ちすくみ24(+16外皮、-2サイズ、+5【敏】)
ヒット・ポイント 207(18d8+126)
頑健 +15、反応 +11、意志 +18
防御的能力 岩つかみ; 完全耐性 [病気]
移動速度 50フィート
近接 高品質のフレイル=+23/+18/+13(3d6+11、加えて“病気”)、叩きつけ=+17(1d8+5、加えて“病気”)、または叩きつけ(×2)=+22(1d8+11、加えて“病気”)
遠隔 岩=+17(2d8+16)、または死体=+17(2d6+16、加えて“病気”)
接敵面 15フィート、間合い 15フィート
特殊攻撃 死体投げ、岩投げ(140フィート)
擬似呪文能力 (術者レベル15; 精神集中+18)
回数無制限―コンテイジョン(難易度17)、デス・ネル(難易度15)
3回/日―ウィザー・リム(難易度19)、プレイグ・キャリア(難易度18)、プレイグ・ストーム(難易度20)
1回/日―招来(6レベル、1体のティック・スウォーム[100%])
【筋】32、【敏】20、【耐】25、【知】15、【判】20、【魅】17
基本攻撃 +13; 戦技ボーナス +26(武器落としおよび足払い+30); 戦技防御値 41(対武器落としおよび足払い43)
特技 《足払い強化》、《イニシアチブ強化》、《頑健無比》、《攻防一体》、《上級足払い》、《上級武器落とし》、《戦闘発動》、《鋼の意志》、《武器落とし強化》
技能 〈生存〉+26、〈知覚〉+26、〈知識:宗教〉+20、〈治療〉+26
言語 共通語、巨人語
出現環境 気候問わず/地上
編成 単体、2体、または共棲集団(3~16、加えて5~9レベルのオラクルまたはウィッチ1~3、5~9レベル・ローグ2~5、および1体の高僧である7~10レベル・クレリックとそれに従うルーコダイモン2~5、およびゴウル1~4)
宝物 標準(高品質のライト・フレイル、岩4個または死体4体、その他の宝物)
病気(変則)/Disease プレイグ・ジャイアントは病気に対する完全耐性を持つが、伝染性の高い疫病を媒介しており、ジャイアントの武器でダメージを負った者は肉が腐り、手足が時間とともに衰える。
萎縮症/Atrophic Plague:致傷型; セーヴ頑健・難易度26; 潜伏期間即座; 頻度 1回/日; 効果 1d4【敏】吸収、および1d4【耐】ダメージ; 治癒 2回連続のセーヴ成功。このセーヴ難易度は【耐久力】に基づく。
死体投げ(超常)/Hurl Corpse プレイグ・ジャイアントはまるで岩を投げるかのように、小型または中型の死体を投擲できる。投げた死体は、プレイグ・ジャイアントが投擲した岩のようにダメージを耐えるが、ジャイアントはサイズが1段階小さいかのように扱う(ほとんどのプレイグ・ジャイアントは2d6+【筋力】修正値の1.5倍のダメージ)。加えて、投げられた死体は、プレイグ・ジャイアントの疫病が注入され、攻撃されたクリーチャーはジャイアントの萎縮病に晒される。命中すると、投げられた死体は、濃い灰色の蒸気の雲となって爆発し、半径10フィートの領域をフォッグ・クラウドのように視界を遮る濃い霧で満たす。この雲の中でターンを開始する全てのクリーチャーは、難易度26の頑健セーヴを行わねばならず、失敗すると1ラウンドの間吐き気がする状態になる。雲は自然に消散する前に1d4ラウンドの間持続する(軟風かそれより強い風で早期に消散する)。セーヴ難易度は【耐久力】に基づく。
プレイグ・ジャイアントは、巨大な癩病患者や疫病の患者に似ているが、病気の遣いであるため、病気の犠牲者にはならない。ほとんどのプレイグ・ジャイアントは、ホースマン・オヴ・ペスティレンスや病気に関連したその他の神格を崇拝しており、彼ら自身は病気を恐れてはいない。プレイグ・ジャイアントが住むところには疫病が蔓延しているため、ほとんどの人型生物に忌避されている。しかし時には、プレイグ・ジャイアントは病気の人型生物で構成されているダイモンの教団を率いることがあるが、その人型生物は自種族から追放された者たちだ。プレイグ・ジャイアントはダイモン崇拝に転向する前は、かつて別の巨人の姿をしていたと思われるが、プレイグ・ジャイアントを手に負えない子孫だと主張する他の巨人族はいないだろう。プレイグ・ジャイアントはそのような噂を特に不愉快に感じており、「より下級のジャイアント」が病気になっても、突然プレイグ・ジャイアントに変身しないことを理由に、より上の存在であると指摘している。
平均的なプレイグ・ジャイアントは身長24フィート、体重15,000ポンドである。