クランプス

クランプス Krampus

この毛むくじゃらの人型生物は、魔のような山羊の顔をしており、それに似合うがある。長いを持つ口から垂れ下がっている。

クランプス 脅威度21 Krampus

出典 Bestiary 6 178ページ
経験点 409,600
中立にして悪大型サイズ人型怪物
イニシアチブ +13; 感覚 鋭敏嗅覚暗闇を見通すシー・インヴィジビリティ嵐の見通し〈知覚〉+33
オーラ 畏怖すべき存在(120フィート、難易度32)

防御

アーマー・クラス 37、接触19、立ちすくみ27(+1回避、+18外皮、-1サイズ、+9【敏】
ヒット・ポイント 396(24d10+264); 高速治癒15
頑健 +19、反応 +23、意志 +20
防御的能 制限付き不死ダメージ減少 15/エピックおよび完全耐性 能力値ダメージ能力値吸収、加齢、[氷]、[即死]効果、[病気]、生命力吸収[恐怖]効果麻痺呪文抵抗 32

攻撃

移動速度 60フィート、エア・ウォーク
近接 +3スパイクト・チェイン=+39/+34/+29/+24(2d6+16/19~20、加えて“つかみ”)、=+31(1d10+6、加えて“つかみ”)、突き刺し=+31(2d8+6)、または(×2)=+36(1d10+13)、突き刺し=+36(2d8+13)
接敵面 10フィート、間合い 10フィート(は20フィート)
特殊攻撃 捕縛悪戯への懲罰退行
擬似呪文能力術者レベル20; 精神集中+30)

エア・ウォークシー・インヴィジビリティタンズ
回数無制限―アイス・ストームコントロール・ウェザースリート・ストームディサーン・ロケーションディメンジョン・ドアビストウ・カース難易度24)
3回/日―アニメイト・オブジェクツファンタズマル・キラー難易度24)、ベイルフル・ポリモーフ難易度25)
1回/日―ウィアード難易度29)、ウィッシュ(他のクリーチャーに対してのみ)、シンパシー難易度28)、ポリモーフ・エニィ・オブジェクト難易度28)

一般データ

【筋】36、【敏】28、【耐】33、【知】21、【判】23、【魅】30
基本攻撃 +24; 戦技ボーナス +38(引きずり+42または組みつき); 戦技防御値 58(対引きずり60)
特技 《イニシアチブ強化》《回避》《強行突破》《強打》《クリティカル強化:》、《攻防一体》《渾身の一打》《渾身の一打強化》《上級渾身の一打》《上級引きずり》《引きずり強化》《迎え討ち》
技能 〈威圧〉+37、〈知識:地理貴族〉+17、〈隠密〉+32、〈軽業〉+33、〈真意看破〉+30、〈生存〉+33、〈知覚〉+33、〈知識:地域〉+29、〈魔法装置使用〉+34
言語 共通語; タンズ
その他の特殊能力 神秘的なチェイン雪歩み

生態

出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 単体(固有の存在)
宝物 ×3

特殊能力

捕縛(超常)/Capture クランプス中型以下のクリーチャーを組みついたターンの開始に、機会攻撃を誘発しない即行アクションとして、バッグの中に目標を詰め込むことができる。このバッグに詰められたクリーチャークランプス退行を受ける(下記参照)。バッグの中のクリーチャーは軽い斬撃武器で切り開くことができる。バッグはアーマー・クラス25、硬度 20、30ヒット・ポイントを持つ。クリーチャーがバッグから出ると、クランプス機会攻撃を誘発する全ラウンド・アクションとしてバッグを修復できる。それまでは、バッグに詰められた全てのクリーチャーは引き続き退行の対象となるが、クランプスから機会攻撃を誘発する移動アクションで脱出できる。バッグはクランプスが所有している間、特殊な特性を持つ。バッグ内のクリーチャー重量は、クランプス運搬能力には含まれない。一度に最大4体の小型クリーチャー、または2体の中型クリーチャーをバッグに入れることができる。クランプス以外のクリーチャーが使用する場合、バッグはありふれたとして機能する。クランプスのバッグが紛失したり、破壊された場合、1時間の作業で新しいバッグを作成できる。

制限付き不死(超常)/Limited Immortality クランプスは依然として食べ、飲み、寝る必要があるが、老化することはなく老いてぬことはない。クランプスが殺されると、1年後に新しいクランプスが世界のどこかで生み出される――この新しいクランプスは以前のクランプスの記憶を保持しており、おそらく一年前に殺してきた者に対して恨みを抱いているだろう。このサイクルを防ぐ術が存在する場合、定命のものはまだ発見できていない。

神秘的なチェイン(超常)/Mystical Chains クランプスチェイン+3スパイクト・チェインとして機能し、ダメージ減少を克服する的で武器とみなされる。このチェインクランプスが運んでいたり用いていたりしない場合は非魔法のものとなり、チェイン武器落とし破壊された場合、クランプス標準アクションとして新しいチェイン作成できる。チェインはほぼクランプス意志の生きた延長線として反応し、つかみの能を持っている。

悪戯への懲罰(超常)/Punish the Naughty 即行アクションとして、クランプスは自分から見て「いたずらっ子」であるとみなせる1体の目標を指定できる。目標は子供、ヤング・テンプレートを持つクリーチャー、またはクランプス退行の犠牲者でなければならない。その目標に対して、クランプス攻撃ロールダメージ・ロール、〈知覚〉〈真意看破〉〈生存〉判定に+5のボーナスを得る。これらのボーナスは、目標ぬか、クランプスが別の目標を「いたずらっ子」と指定するまで継続する。

退行(超常)/Regression クランプスのバッグに詰められた状態ターンを開始するラウンドでは、難易度32に頑健セーヴに成功するか、子供のころに退行しなければならない。クリーチャーリデュース・パースンを受けたかのようにサイズ響を受けるが、目標装備サイズは変更されない。この効果は24時間持続し、その後目標は元のサイズに戻る。今現在退行効果下にあるクリーチャーはこの能をさらに受けることはない。これは呪い効果である。セーヴ難易度【魅力】に基づく。

雪歩み(超常)/Snowstep クランプスは常にパス・ウィズアウト・トレイス呪文効果下にあるが、の多い環境のみである。

嵐の見通し(変則)/Storm Sight クランプス吹雪を含む状態で完全に見通すことができる; の中では〈知覚〉判定ペナルティを受けない。

北部の極寒の気候では、地域社会の士気を維持するためにお祝い事やお祭りが重要であり、特に食糧が不足し、日が短くなるの間には欠かせない。この休日の多くは、陽気なをともし、恨み言を許し、を着飾り、贈り物を交換する。不幸なことに、一部の地域では、これらの陽気な時間は、に反して行動していると思われる人々を狩る恐ろしいクリーチャーである、迫りくるクランプスによって汚される。しかしながら、その歪んだ道徳のために、クランプスはどこに行っても利己主義と無礼者を見つけ出す。

クランプスは背が高く、山羊のような人型であり、大きなと長いを持ち、口のいずれかの端からいつもをだらりと垂らしている。肉体攻撃を砕くのに十分強であるが、クランプスは敵を強く打ち、組みつくために使用する鉄製のチェインも持っている。クランプスが運ぶ特大のバッグは、捕獲された犠牲者の血で汚れている。クランプスは身長14フィート、体重1,000ポンドである。

クランプスの起源は謎に包まれており、このクリーチャー物語は何百年、何千年前にまで遡れるかもしれないが、それ以上ではない。クランプスの暴虐の下で窮地に立たされた地域にとっては、このクリーチャーはただただ周囲にいつも存在しているのだ。

クランプスの始まりに関する最も著名な伝説は、ドルイドのサークル保護下にある少数の山間の村から始まる。町民がほとんど生き残ることができなかった何度かの厳しいの後、ドルイド元の自然の精をなだめたと信じていた儀式を疑うようになった。村民がますます憤慨するようになると、ドルイドは思い切った行動をとった。彼らは人々に祝いたいと思わせるであろう重要なの儀式の中心人物を作ろうとした。明かりの下で、1人のドルイドフェイの原始の領域への不完全なポータルを開き、復讐の精の本質をもたらし、新しいクリーチャーが誕生した――クランプスが。

しばらくの間は、クランプスドルイドが望んでいたものであった。昼間は村人を集めて騒ぎ、夜は村人のために果物の小さな贈り物を残した。しかし、ドルイドには知られていなかったが、ポータル村人たちの憎の感情と苦い恨みによって堕落し、クリーチャーの魂を汚し始めていた。クランプスはこの限られた時間の間に利己的に振る舞った人々をし始めた。最初は単に樺の束で攻撃していたが、その後魔法を使ってその者を自分からそう見える通りの癇癪持ちの子供に変成させるようにエスカレートしていった。最終的には誰もを邪なものとして見るようになり、数週間で村を恐怖に陥れた。

ドルイドのサークルの残りは、このクリーチャーが眠っているところをどうにか見つけ出し、それがまだフェイの性質の一部を保持していると信じて、冷たい鉄チェインで縛り付けた。彼らは間違っていた。クランプスを覚ましたに束縛を引き千切り、同じを使ってドルイドを殴り殺した。その後その季節の残りの間、クランプスに覆われた森へと逃れていった。

クランプスは毎年戻ってきて、至のたびに強く恐ろしいものになり、人型生物の味を覚えた。英雄のによる定期的な「」でさえ、このサイクルを止めることはできなかった。幸いなことに、一年中田舎の村を荒廃させる可能性はあるが、何らかの理由でその捕食を季に限定している。その年のそれ以外の季節では、誰も発見することはできていない。

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