このぞっとするような姿のものはギザギザの歯と鋭い枝角を持つ野蛮なエルクの頭をしている。その人型の足の先端は黒ずみ焼け焦げた切れ残りになっている。
経験点102,400
混沌にして悪/大型サイズの来訪者(原住、冷気)
イニシアチブ +13; 感覚 暗視60フィート、擬似視覚60フィート、夜目; 〈知覚〉+26
アーマー・クラス 32、接触18、立ちすくみ23(+14外皮、-1サイズ、+9【敏】)
ヒット・ポイント 279(18d10+180); 再生15([火炎])
頑健 +21、反応 +22、意志 +11
ダメージ減少 15/冷たい鉄および魔法; 完全耐性 [氷雪]、[恐怖]; 呪文抵抗 28
弱点 [火炎]に対する脆弱性
移動速度 飛行120フィート(完璧)
近接 噛みつき=+26(2d8+9/19~20、加えて4d6[氷雪]および“つかみ”)、爪(×2)=+26(2d6+9/19~20、加えて4d6[氷雪])
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート
特殊攻撃 ウェンディゴ憑き、かきむしり(爪×2、1d8+13 加えて 4d6[氷雪]加えて 1d4 【魅力】ダメージ)、遠吠え、夢中憑依
擬似呪文能力 (術者レベル18; 精神集中+25)
【筋】29、【敏】29、【耐】31、【知】26、【判】20、【魅】24
基本攻撃 +18; 戦技ボーナス +28(組みつき+32); 戦技防御値 47
特技 《イニシアチブ強化》、《かすめ飛び攻撃》、《クリティカル強化:噛みつき》、《クリティカル強化:爪》、《クリティカル熟練》、《神速の反応》、《説得力》、《能力熟練:遠吠え》、《疲労化クリティカル》
技能 〈威圧〉+32、〈隠密〉+26、〈軽業〉+30、〈交渉〉+9、〈呪文学〉+29、〈真意看破〉+26、〈生存〉+26、〈知覚〉+26、〈知識:次元界〉+29、〈知識:自然、宗教、神秘学、地理〉+26、〈はったり〉+28、〈飛行〉+36
言語 アクロ語、共通語、巨人語; テレパシー1マイル
その他の特殊能力 無呼吸
夢中憑依(超常)/Dream Haunting ウェンディゴがそのナイトメア擬似呪文能力を使用した場合、犠牲者はウェンディゴ憑きにもさらされる。
遠吠え(変則)/Howl 1日3回、標準アクションとしてウェンディゴは1マイルの距離まで聞こえる荒涼とした遠吠えをすることができる。遠吠えを聞いたあらゆるものは難易度28の意志セーヴを行わなければならず、失敗した場合は1時間の間怯え状態になる。120フィート以内にいたクリーチャーは1d4+4ラウンドの間恐慌状態になり、30フィート以内にいたクリーチャーは1d4ラウンドの間戦慄状態になる。これは[精神作用、恐怖]効果である。このセーヴ難易度は【魅力】に基づいている。
ウェンディゴ憑き(超常)/Wendigo Psychosis 呪い・ナイトメアまたはウィンド・ウォーク; セーヴ意志 難易度26; 潜伏期間 1分; 頻度 1回/日; 効果 1d4【判】吸収(最低【判断力】1); 治癒 3回連続成功 犠牲者の【判断力】が1になった場合、その種族の者を殺し貪ろうとする。この行動を完遂した後、呪いを受けた者は走り始め、1d4ラウンドの間、その足が燃え尽きてキザキザの切れ残りになるほどの速度で空に駆け上がる。犠牲者は2d6分の間空をウィンド・ウォークしながら事実上死亡し、新たなウェンディゴが生まれる。トゥルー・リザレクション、 ミラクル、またはウィッシュはこのような犠牲者を生き返らせることができるが、そうすることによって新たなウェンディゴに害を与えることはない。セーヴ難易度は【魅力】に基づいている。
ウィンド・ウォーク(擬呪)/Wind Walk ウェンディゴが敵を押さえ込んだ場合、目標にその擬似呪文能力を用いてウィンド・ウォークを試みることができる。ウィンド・ウォークを使用するために行う精神集中判定は全て自動的に成功する。犠牲者が呪文に抵抗することに失敗した場合、ウェンディゴは犠牲者とともに空を猛烈な速度で飛んでいく。毎ラウンド、犠牲者は新たに難易度23の意志セーヴを行うことができ、成功した場合は再び地面に戻ることができるが、飛行できない場合は落下する。最後にウェンディゴは犠牲者を通常は出発地から何マイルも離れたいずこかの地方の場所に取り残す。ウェンディゴとともにウィンド・ウォークをしたクリーチャーはウェンディゴ憑きにさらされる。このセーヴ難易度は【魅力】に基づいている。
古代の邪悪な存在であるウェンディゴは定命の者の心の中に現れ、その者を絶望と、究極的には狂気の食人へと追いやる。彼らは獲物を攻撃する前に少しずつ削り倒すことを楽しみ、何日も何週間も犠牲者を追い、その一方でその旅路を悪夢と悪天候で冒す。
部族生活を送る人型生物は時としてウェンディゴを神と崇め、生贄を送り、あるいは儀式的な食人を行うことで宥める。彼らはウェンディゴの縄張りに、何であれそれに最も似た動物の毛皮と革でできた呪物と服で目印をつける。ウェンディゴはその崇拝者の行いにほとんど興味を持たず、彼らを犠牲者の十分な供給源と見るのみである。