経験点9,600
混沌にして中立/超大型サイズの粘体(非実体)
イニシアチブ +12; 感覚 非視覚的感知120フィート; 〈知覚〉+18
オーラ 懶惰(300フィート、難易度22)
アーマー・クラス 23、接触23、立ちすくみ14(+1回避、-2サイズ、+6反発、+8【敏】)
ヒット・ポイント 126(12d8+72)
頑健 +10、反応 +14、意志 +10
防御能力 非実体、不定形; 完全耐性 [音波]、[強酸]、[火炎]、[氷雪]、[精神作用]効果、毒、粘体の種別特性; 呪文抵抗 21
弱点 力場効果に対する感受性
移動速度 30フィート、飛行50フィート(完璧)
近接 分解の接触=+15接触(6d6; 難易度22)
接敵面 15フィート; 間合い 15フィート
特殊攻撃 むさぼり食らう
【筋】―、【敏】26、【耐】22、【知】19、【判】23、【魅】23
基本攻撃 +9; 戦技ボーナス +19; 戦技防御値 36(足払いされない)
特技 《一撃離脱》、《イニシアチブ強化》、《回避》、《強行突破》、《神速の反応》、《武器の妙技》
技能 〈隠密〉+12、〈知覚〉+18、〈知識:次元界〉+16、〈知識:自然〉+16、〈知識:地理〉+16、〈飛行〉+27
言語 アクロ語(話せない)
懶惰のオーラ(超常)/Aura of Lassitude カラー・アウト・オヴ・スペースから300フィート以内のクリーチャーは(カラーが固体の物体の中に隠れているときでさえも)、難易度22の意志セーヴに成功するか、無関心と憂愁に圧倒されなければならない。この効果の影響下にある間、クリーチャーはすべての意志セーヴに-4のペナルティを受け、カラーの懶惰のオーラに対するセーヴィング・スローに失敗するとオーラから1マイルより遠くに自発的に旅をしたくなくなる。オーラの効果範囲から犠牲者を取り除くために、ブレイク・エンチャントメントの呪文(難易度22)はこの効果を終了させる。24時間に1回、懶惰のオーラに影響を及ぼされているクリーチャーはオーラの効果を終了させるために新しい難易度22の意志セーヴを行うことができる。このセーヴィング・スローに成功したクリーチャーは24時間の間カラーの懶惰のオーラに対して完全耐性をもつ。カラー・アウト・オヴ・スペースの懶惰のオーラの効果にあるクリーチャーは他のカラーからのこの能力にさらに影響を受けることはない。これは[精神作用]効果である。セーヴ難易度は【魅力】に基づいている。
分解の接触(超常)/Disintegrating Touch カラーの接触は肉と骨に酷い崩壊を起こす。難易度22の頑健セーヴへの成功はカラー・アウト・オヴ・スペースの接触攻撃からのダメージを半減する。カラー・アウト・オヴ・スペースの接触攻撃によって0ヒット・ポイントまで減少したキャラクターは難易度22の頑健セーヴに成功するか、直ちに殺害され大量の細かな灰にならなければならない。セーヴ難易度は【魅力】に基づいている。
むさぼり食らう(超常)/Feed カラーは全ラウンド・アクションとして植物や動物をむさぼり食らうことができる。それが一体のクリーチャーであるならば、カラーは効果線が通り、目標から300フィート以内にいなければならない。動植物の命のある地域をむさぼり食らうならば、その地域にいる必要があるだけである。1週間に1回地域を貪る試みが出来、生きているクリーチャー1体なら回数無制限である(しかし生きてるクリーチャー1体毎に1日1回のみである)。植物の領域でのむさぼり食らうは自動的に成功し、まるでディミニッシュ・プランツの呪文で成長を妨げたかのように植物の領域を荒廃させる。
クリーチャーは難易度22の意志セーヴに成功することでカラー・アウト・オヴ・スペースからむさぼり食らうを受けることに抵抗することができ、その場合は、カラーは再度クリーチャーをむさぼり食らう試みを行うまで24時間待たなければならない。このセーヴィング・スローに失敗すると犠牲者は1d4ポイントの【魅力】吸収と【耐久力】吸収を受ける。セーヴ難易度は【魅力】に基づいている。
カラー・アウト・オヴ・スペースのむさぼり食らう攻撃で【耐久力】が0まで吸収されたクリーチャーは直ちに死に、乾燥した大量の組織が砕ける。
カラー・アウト・オヴ・スペースのむさぼり食らう攻撃で【魅力】が0まで吸収されたクリーチャーはカラーブライテッドの単純なテンプレートを得る(下記参照)。カラーがクリーチャーをむさぼり食らうのに成功するたび、1成長ポイントを得る。カラー・アウト・オヴ・スペースが100を超える成長ポイントを持つことはできない――成長に関して、24時間精神集中したあと100成功ポイントを消費することで、永続的な1ヒット・ダイスを得ることができる。
力場効果に対する感受性(変則)/Susceptible to Force Effects カラー・アウト・オヴ・スペースは[力場]効果から1.5倍のダメージを受け、[力場]効果への抵抗のための全てのセーヴィング・スローに-4のペナルティを受ける。カラー・アウト・オヴ・スペースは[力場]効果に分解の接触でダメージを与えることができない。懶惰のオーラとむさぼり食らう能力は、カラーが[力場]効果によって完全に捕えられている場合(フォースケージやテレキネティック・スフィアーの窓をなくした房のようなときなど)阻害される。
最も深く最も奇妙な宇宙の一部は本当に宇宙人を持つ――そしてカラー・アウト・オヴ・スペースより悪名高いものはほとんどいない。肉体の欠如は、この危険で異界的な生命形体の、遭遇した他の生命への信じられないような大破壊発生の能力の妨げには殆どなっていない。カラー・アウト・オヴ・スペースのライフ・サイクルには、このクリーチャーが強力な重力場(惑星によって作られるような)の近くで懐胎し成長する為に宇宙の最果てへの定期的な滞在が要求され、この習慣はこの怪物が無数の世界に破滅をもたらす機会を増やすだけである。
カラー・アウト・オヴ・スペースは単なる――移動する輝きである。その輝きの正体は見えるものとは異なる。これらのクリーチャー1体に遭遇し生き残った少数の者は、時にこの輝きを邪悪な千草色の照明だと詳述するか芸術で描くが、これらの描写は欠陥のある模写である。カラー・アウト・オヴ・スペースの目撃とは、人型生物の心では完全には理解も描写も説明もできないものがあるということを知ることである。
宇宙の深き場所に住むカラーのライフ・サイクルについてはごくわずかしかわかっていない。なぜならば、他の生命が遭遇するのはカラーが成長し、複製するために惑星に着くときだけであるからである。カラーによる世界への到着は、一般的に小さな隕石の激突である――カラー自身は隕石と融和し、流星到着の直後に、その岩が崩れて周囲の景色に溶け込む幼体のカラーの半固体の巨体が露わになる。カラーは非実体であり、つまり固体の物体の中を移動することができるが、漠然とした不気味な輝きとして存在することもできる。自然の日光は特にカラー・アウト・オヴ・スペースを害さないが、彼らは深い洞穴などの暗い場所や自身の輝きが唯一の明かりであるような放棄された井戸などに住むのを好む。
数週間、数か月、数年間の間に、カラーは周囲の動植物をむさぼり食らう――むさぼり食らうの行為はその犠牲者にとって異様なほどに中毒性があり、その者はその地域から逃げるのを防ぐ自滅的なけだるさが増す。カラーが完全に成熟するまで十分な命を吸収すると(通常25~30ヒット・ダイスに達することで表される)、自身の力を集束させ巣から噴出し、自身の大部分を宇宙空間に射出する際に空に煌めく。時には親のカラーの残り滓は自力で生存できるほどに残っていることもあり、これらの場合ライフ・サイクルは何度も繰り返される。カラー・アウト・オヴ・スペースによって荒廃した地域は、現地の植物の命の不気味な蒼白さと荒涼とした不毛の風景のためだけでなく、カラーがむさぼり食らった存在によってでも、著しく認識できる。これらの不運な奇形化した個体は、カラーブライテッド・クリーチャーとして知られ、決して永く生きることはないが、生きている間人であろうと獣であろうと狂気によって暴力行為に駆られる。
カラーブライテッドの単純なテンプレートを持つクリーチャーは恐ろしく醜い姿になり、色を損なったクリーチャーとして名状しがたきその色で輝く。カラーブライテッド・クリーチャーのクイック・ルールと再構築ルールは同じである。
再構築ルール:カラーブライテッド・クリーチャーの能力値はカラー・アウト・オヴ・スペースにむさぼり食らわれた結果として既に吸収されているが、クリーチャーがこのテンプレートを獲得すると、カラー・ブライテッドの単純なテンプレートを失うまで、カラー・アウト・オヴ・スペースからのむさぼり食らう能力に対して完全耐性を得る。カラー・アウト・オヴ・スペースのむさぼり食らう攻撃で0まで吸収された【魅力】値は1まで増加する; それ以外は、その能力値はこのテンプレートで変更できない。クリーチャーからこの単純なテンプレートを外すためには、吸収された能力値を全て通常まで戻さなければならないだけである。クリーチャーはカラーブライテッドのテンプレートが適用されている限り、カラー・アウト・オヴ・スペースの色をにじませていないクリーチャーへ積極的に向かい、その目標に対しての攻撃ロールと武器のダメージ・ロールに+1のボーナスを得る。24時間おきに、この単純なテンプレートを適用されているクリーチャーは難易度12の頑健セーヴに成功するか純粋な白い灰へと砕け散らなければならない――そのような破滅は即死を意味し、多くのカラーブライテッド・クリーチャーにとって苦痛に満ちた人生から脱出する唯一の機会である。