このガーゴイルに似たクリーチャーは長い棘のある足とコウモリのような翼を持つ。その胴は生きている暗色の紫水晶でできているように見える。
経験点3,200
中立にして悪/中型サイズの来訪者(他次元界)
イニシアチブ +5; 感覚 暗視120フィート、生命感知、夜目; 〈知覚〉+17
アーマー・クラス 20、接触16、立ちすくみ14(+1回避、+4外皮、+5【敏】)
ヒット・ポイント 85(9d10+36)
頑健 +10、反応 +11、意志 +5
防御能力 エントロピーの肉体、虚無の子供、負のエネルギーへの親和性; ダメージ減少 10/アダマンティンまたは善; 完全耐性 [氷雪]、生命力吸収、[即死]効果、毒、病気; 抵抗 [音波]10、[強酸]10、[雷撃]10; 呪文抵抗 18
移動速度 40フィート、飛行90フィート(良好)
近接 噛みつき=+14(1d6+3、加えて1d6負のエネルギーおよび“生命力吸収”)、翼(×2)=+9(1d6+1、加えて1d6負のエネルギー)
特殊攻撃 エントロピーの接触、生命力吸収(1レベル、難易度17)
擬似呪文能力 (術者レベル9; 精神集中+12)
常時:エントロピック・シールド、ハイド・フロム・アンデッド(難易度14)
回数無制限:ディスペル・マジック、ディメンジョン・ドア(自身のみ)、ブリード(難易度13)
3回/日:インフリクト・シリアス・ウーンズ(難易度16)、エナヴェイション、サイレンス、ディーパー・ダークネス、デス・ネル(難易度15)
1回/日:アンティライフ・シェル、スレイ・リヴィング(難易度18)、グレーター・テレポート(自身と50ポンドまでの物体のみ)、ハーム(難易度19)
【筋】17、【敏】20、【耐】18、【知】13、【判】14、【魅】17
基本攻撃 +9; 戦技ボーナス +12; 戦技防御値 28
特技 《回避》、《技能熟練:知覚》、《強行突破》、《追尾》、《武器の妙技》
技能 〈威圧〉+15、〈隠密〉+25、〈真意看破〉+14、〈脱出術〉+17、〈知覚〉+17、〈知識:次元界〉+17、〈知識:自然〉+13、〈飛行〉+9; 種族修正 +8〈隠密〉、+4〈知識:次元界〉
言語 アクロ語、共通語
出現環境 気候問わず/地形問わず(負のエネルギー界)
編成 単体または暗殺隊(2~11)
宝物 標準
エントロピーの肉体(変則)/Entropic Flesh スケイドゥナーに近接攻撃を命中させたクリーチャーは1d6ポイントの負のエネルギーのダメージを負う。クリーチャーに間合いを与える武器による攻撃はこのダメージを受けない。
エントロピーの接触(変則)/Entropic Touch スケイドゥナーの肉体武器はそれがゴースト・タッチ武器であるかのように非実体クリーチャーに命中することができる。全てのスケイドゥナーの肉体武器は目標に+1d6ポイントの負のエネルギー・ダメージを与える。このエネルギーはインフリクト呪文によって治癒されるクリーチャーを治癒することはない。
虚無の子供(変則)/Void Child スケイドゥナーは魂を目標とする効果(トラップ・ザ・ソウルなど)またはクリーチャーの個体情報に関する知識を必要とする効果(スクライングなど)に完全耐性を有する。それが殺害された場合、ミラクルや ウィッシュを除く魔法や、神格の干渉によって命を取り戻すことはできない。
スケイドゥナーは創造と生命の反対物である純粋なるエントロピーから生まれた奇妙なクリーチャーである。負のエネルギー界の冷たい中心地で、この領域の虚無が融合して雪片にも似た水晶となり、このような奇妙な変成からスケイドゥナーは生まれ、彼らのギザギザの“卵”を完全に成長した形で打ち破ってくる。彼らは生者もアンデッドも等しく憎む。恐らく命の輝きを持つものへの嫉妬(その輝きが不死者の形での生命の毀損によるものであっても)によるものだろうが、外方次元界から来たクリーチャーは無視する。彼らは、自身の正のエネルギー界の反対物であるジョティは、はるか昔に自分たちから創造する能力を奪い、2つのエネルギー界の間の相似性を破り、虚無に住む者たちを純粋に破壊だけの望まざる役割に押し込めたのだと信じている。
ある意味で、彼らの憎悪はもう一つの負のエネルギー界の住人であるナイトシェイドのものと等しい。しかし同じ目的を持つにもかかわらず、スケイドゥナーはナイトシェイドを破壊すべき堕落した生命であるとみなしている。これらの危険なアンデッドの1つに直接対峙し得るほど強力なスケイドゥナーはごく僅かなのだが。スケイドゥナーはかなり知的であるが、語るほどの真の社会は持たない。彼らが集まるのは、常に特定の危険な敵に対して攻撃するための大きな群れを作るためである。