センチネル Sentinel

出典 Inner Sea Gods 202ページ

すべての主要な神格は、アイオメディに誓ったパラディンであろうと、ロヴァググから破壊的な怒りを受け継ぐバーバリアンであろうと、ある種のチャンピオンを擁している。センチネルは、神格への奉仕と引き換えに特別な力を受け取る戦士であり、しばしば神格の聖職者の護衛を務める。正式な訓練を受ける人もいれば、自分の道に導くビジョンを経験する人もいれば、信仰を守るために自分の人生を誓うという決断を下す人もいる。

センチネルは、しばしばその神の敵や対立する信仰のチャンピオンと衝突し、時には他のセンチネルと協力して偉大な探究に挑み、困難な障害を克服することがある。また、その信仰に特化したユニークな戦士団を鼓舞する者もおり、伝説的な信仰の覇者もしばしばセンチネルである。

必要条件

センチネルになるためには、キャラクターは以下の基準すべてを満たさなければならない。

属性：選択した神格のものから1段階以内
神格：一柱の特定の神格の信仰
特技：《神格への恭順》、《武器熟練：神格の好む武器》
特殊：基本攻撃ボーナス＋5以上

クラス技能

センチネルのクラス技能：〈登攀〉【筋】、〈製作〉【知】、〈動物使い〉【魅】、〈威圧〉【魅】、〈知識：宗教〉【知】、〈知覚〉【判】、〈職能〉【判】、〈騎乗〉【敏】、〈生存〉【判】、〈水泳〉【筋】。

レベル毎の技能ランク：2＋【知力】修正値。
ヒット・ダイス：d10。

クラスの能力

センチネル上級クラスのクラスの特徴は以下の通り。

武器と防具の習熟：センチネルは全ての単純武器と軍用武器、全ての種類の鎧（重装鎧、中装鎧、軽装鎧）、と盾（タワー・シールドは除く）に習熟している。

恭順（変則）／Obedience：この上級クラスによって与えられる能力を維持するためにセンチネルは選択した神格に毎日恭順しなければならない（10ページ参照）。

象徴武器（超常）／Symbolic Weapon：センチネルが自身の神格の好む武器を用いるとき、攻撃ロールとダメージ・ロールに＋1の神聖または不浄ボーナスを得る。これらのボーナスは、センチネルの上級クラス3レベル毎に1ずつ増加する（最大＋4）。神格の好む武器は、センチネルが用いているとき聖印（または邪印）としても機能する。

ボーナス特技：2レベルと7レベルの時点で、センチネルは通常のレベル上昇から得られるものに加えて、ボーナス特技を得る。これらのボーナス特技は、戦闘特技のリストにあるものから選択しなければならない。センチネル・レベルは、ファイター・レベルの前提条件を持つ特技の資格の目的で、ファイター・レベルと累積する。選択したボーナス特技で、その特技を適用する特定の武器（《上級武器熟練》など）をセンチネルが選択する必要がある場合、センチネルは神格の好む武器を選択しなければならない。

神聖なる恩恵／Divine Boon：センチネルはレベルを上げると、選択した神格から恩恵を得る。この恩恵の性質は、センチネルが選択した神格によって異なる。各神格は3つの恩恵を与え、最後のものが最も強力である。3レベルの時点で、センチネルは第一の恩恵を得る。6レベルの時点で第ニの恩恵を得、9レベルの時点で第三の恩恵を得る。これらの神聖なる恩恵の詳細については、210ページの《神格への恭順》特技と第一章の神格の説明を参照せよ。神聖なる恩恵が擬似呪文能力を与える場合、センチネルの擬似呪文能力の術者レベルはそのキャラクター・レベルに等しい。この能力により、センチネルは、《神格への恭順》特技単体よりも早くこれらの恩恵の使用権を得ることができる。キャラクターが通常の恩恵を得るために必要なヒット・ダイスに達しても追加の恩恵の使用回数を与えるわけではない。

信仰の素早さ（変則）／Divine Quickness：4レベルの時点で、センチネルは自身の神格の好む武器を持っている限り、イニシアチブ判定に＋2の清浄または不浄ボーナスを得る。武器は手に持っている必要はないが、少なくとも自身の元にあり、移動アクション超えるアクションで使用できるようにアクセスできる必要がある。8レベルの時点で、このボーナスは＋4に増加する。

属性打撃（超常）／Aligned Strike：センチネルの正義の熱意により、特定の種類のダメージ現象を切り抜けることができる。5レベルの時点で、センチネルは神格の好む武器を使用するときに特定の種類のダメージ減少を迂回する能力を得る。武器が迂回するダメージ減少の種類は、選択した神格の属性に基づいている。センチネルは、この能力を獲得したときにこの種類のダメージ減少を選択し、この選択を変更することはできない。神格の属性に基づいた選択肢がいくつあるかに関係なく、属性武器の種類を1つだけ選択できる。例えば、アイオメディのセンチネルは、自身の武器をアクシオマティックまたはホーリィとして扱うことができるが、両方とすることはできない。選択肢は以下のとおりである。

秩序：センチネルは神格が秩序である場合、武器をアクシオマティックとして扱う。

混沌：センチネルは神格が混沌である場合、武器をアナーキックとして扱う。

善：センチネルは神格が善である場合、武器をホーリィとして扱う。

悪：センチネルは神格が悪である場合、武器をアンホーリィとして扱う。

中立：センチネルは神格が中立である場合、他の4つの属性の種類を1つ選択できる。

強固（超常）／Stalwart：5レベルの時点で、センチネルは常時の瞑想と宗教的な順守を通じて精神的な強さを得る。信仰呪文に対するセーヴィング・スローに＋2の清浄または不浄ボーナスを得る。

鍛錬した戦闘術（変則）／Practiced Combatant：7レベルの時点で、センチネルは広範な訓練と経験のおかげで戦闘能力が向上する。神格の好む武器を使って行う戦技判定に＋2の清浄または不浄ボーナスを得る。

正義のリーダー（変則）／Righteous Leader：8レベルの時点で、センチネルの信仰への献身と、神の名の下に行う行為が名声に加わる。ボーナス特技として《統率力》を得、特技の特殊なパワーの統率力修正値を受ける資格があるとみなされる。動きに対するあらゆるペナルティを受けない（通常これはキャラクターの統率力値に－1のペナルティを与える）が、異なる属性の腹心を勧誘すると通常の2倍のペナルティを受ける（－1ではなく－2を）。

不沈の戦士（超常）／Unstoppable Warrior：10レベルでは、センチネルは強力な規範となり、信じられないほどの戦闘力を発揮する。 表に示すように、自分の神格の属性に基づくダメージ減少を得る。

加えて、センチネルはヒット・ポイントが負の値に減少しても意識を失うことはないが、負のヒット・ポイントでは1つの標準アクションまたは移動アクションしか行うことができず、容態安定化していない場合通常通りヒット・ポイントを失い続ける。容態安定化したあとに標準アクションを行うと、センチネルの傷口が再び開き、通常通りヒット・ポイントを失い始める。

1日に1回、即行アクションとして、センチネルはキュア・クリティカル・ウーンズを使用できるが、自身を目標としてのみであり、キャラクター・レベルに等しい術者レベルを持つ。

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