出典 Paths of Prestige 26ページ
新緑崇拝のすべての信者は自然に感謝し尊重しているが、グリーン・フェイス・アコライトにとって、この賞賛が、残酷な面と優しい面の両方を持つ自然界の力と無限の威厳に対する深い敬愛へと花開く。
新緑崇拝の信奉者たちはバランスを求め、一つの力が長く続きすぎてはいけないと考える。すべてのものは満ち欠けしなければならず、生と死と腐敗と再生の無限のサイクルから免れるものは何もない。
新緑崇拝の信奉者たちは、生態系の均衡という彼らの哲学を反映した厳格なヒエラルキーに従っている。その地位は、ライバルとなりうる者が動物の群れの頂点に挑戦するのと同じように、下位の入信者が上位の者に挑戦するシステムによって確保される。その挑戦の形は、挑戦者と相手が合意した条件によって異なる。あるものは激しい死闘であり、あるものは近接戦闘や呪文発動のコンテストである。非暴力的な挑戦としては、生物学的知識のテスト、狩りの競争、レースのイベント、あるいは希少植物や絶滅危惧動物の育成に関わる挑戦などが考えられる。
新緑崇拝のメンバーは、自然の摂理にそぐわないクリーチャーやアンデッドなどの不自然なものを激しく嫌悪している。その公平さで知られるグリーン・フェイス・アコライトは、裁判官、大使、または対立する当事者の仲介役としての役割を果たしている。
グリーン・フェイス・アコライトになるためには、キャラクターは以下の基準すべてを満たさなければならない。
特技:Green Faith Acolyte(The Inner Sea World Guide 287ページ)
技能:〈動物使い〉5ランク、〈知識:自然〉5ランク、〈生存〉5ランク
グリーン・フェイス・アコライトのクラス技能は、以下の通り:〈登攀〉【筋】、〈飛行〉【敏】、〈動物使い〉【魅】、〈治療〉【判】、〈知識:地理〉【知】、〈知識:自然〉【知】、〈生存〉【判】、〈水泳〉【筋】。
日毎の呪文 | ||||||
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1 |
+0 |
+0 |
+0 |
+1 |
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2 |
+1 |
+1 |
+1 |
+1 |
自然との絆+1 |
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3 |
+2 |
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+1 |
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4 |
+3 |
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5 |
+3 |
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6 |
+4 |
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+3 |
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7 |
+5 |
+2 |
+2 |
+4 |
忌むべき者、相棒との絆+4 |
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8 |
+6 |
+3 |
+3 |
+4 |
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9 |
+6 |
+3 |
+3 |
+5 |
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10 |
+7 |
+3 |
+3 |
+5 |
以下のすべてがグリーン・フェイス・アコライト上級クラスの特徴である。
武器と防具の習熟:グリーン・フェイス・アコライトは追加の武器と鎧の習熟を得ない。
相棒との絆(変則)/Companion Bond:提示されているレベルで、グリーン・フェイス・アコライトは自身の動物の相棒の能力を決定する目的で、有効ドルイド・レベルを1レベル増加させる。動物の相棒を持っていない場合、動物の相棒を得、有効ドルイド・レベルをクラス・レベルの半分(最小1レベル)として扱う。
野生動物との共感(変則)/Wild Empathy:この能力はドルイドのクラス能力と同じである。この能力の目的のためで、グリーン・フェイス・アコライトのクラス・レベルは、野生動物との共感を与える他のクラスのレベルと累積する。
自然との絆(超常)/Wild Link:提示されているレベルで、グリーン・フェイス・アコライトは自身の自然の化身能力の力と1日の使用回数を決定する目的で、有効ドルイド・レベルを1レベル増加させる。グリーン・フェイス・アコライトが自然の化身能力を持たない場合、代わりに自然との絆ボーナスが+4の時に代わりに4レベル・ドルイドの自然の化身能力を得、+4を超えた以降のこの能力ごとに有効ドルイド・レベルを1レベル増加させる。
冬眠(超常)/Hibernate:3レベルの時点で、グリーン・フェイス・アコライトは全ラウンド・アクションとして仮死状態になることができる。この状態はセピア・スネーク・シジル効果に似ているが、グリーン・フェイス・アコライトはまるで深く眠っているかのように周囲の変化や自分の体への害を認識する。この状態は全ラウンド・アクションでいつでも終了させることができる。冬眠状態が1週間以上続くと、ヒール呪文とレストレーション呪文の療法によって身体が再生される。グリーン・フェイス・アコライトはクラス・レベルごとに1週間までこの状態を維持できるが、その後再び冬眠に入るには冬眠に費やした週毎に1日待たなければならない。
自然を超えた力(超常)/Power over Nature:4レベルの時点で、グリーン・フェイス・アコライトはの信仰呪文が動物、フェイ、または植物種別のクリーチャーにヒット・ポイント・ダメージを与えるか、ヒット・ポイント・ダメージを回復すると、その呪文のレベルに等しい追加のヒット・ポイント・ダメージを与えるもしくは回復する。
動物との誓約(超常)/Animal Covenant:5レベルの時点で、範囲に影響を与える信仰呪文を発動する時、グリーン・フェイス・アコライトは、呪文の範囲内で、【判断力】または【魅力】修正値のどちらか高い方(最小1)に等しい数の動物を選択することができる。これらの動物は、呪文の効果から除外される。呪文の持続時間が瞬時よりも長い場合、動物はグリーン・フェイス・アコライトのクラス・レベルに等しいラウンド数だけ呪文から保護される。
毒に対する完全耐性(変則)/Venom Immunity:6レベルの時点で、グリーン・フェイス・アコライトは全ての毒に完全耐性を得る。
忌むべき者(超常)/Blighter of Abominations:7レベルの時点で、グリーン・フェイス・アコライトが発動した信仰呪文が異形種別のクリーチャーに影響を及ぼす時、その呪文を《呪文不調化付与》APGの呪文修正特技によって修正されたかのように扱う。グリーン・フェイス・アコライトが発動した信仰呪文がアンデッド・クリーチャーに害を及ぼす時、その呪文を《呪文威力強化》の呪文修正特技によって修正されたかのように扱う。この呪文は他の種類のクリーチャーに通常通り影響を与える。この能力は、呪文の発動時間や呪文レベルを増加させない。
大ドルイド/Archdruid:8レベルの時点で、グリーン・フェイス・アコライトは、自分の地域に空席がある場合、または現存する大ドルイドを探して、白兵戦、呪文の競争、またはその他の正式な闘争で打ち負かした場合、大ドルイドとなることができる。称号を獲得した後、ライバルから同様の挑戦を失った場合、大ドルイドの称号を失う。また、偉大なドルイドとなると、大ドルイドの称号を放棄する。グリーン・フェイス・アコライトは、9レベルとなる前に、大ドルイドの称号を獲得しなければならない。
偉大なドルイド/Great Druid:9レベルの時点で、グリーン・フェイス・アコライトは、グリーン・フェイス・アコライトが大ドルイドの称号を獲得するまたは喪失するのと同様の方法で、偉大なドルイドの称号を獲得または喪失することができる。壮大なドルイドとなると偉大なドルイドの称号を放棄する。グリーン・フェイス・アコライトは10レベルとなる前に偉大なドルイドの称号を獲得しなければならない。
壮大なドルイド(超常)/Grand Druid:10レベルの時点で、グリーン・フェイス・アコライトは、グリーン・フェイス・アコライトが大ドルイドの称号を獲得するまたは喪失するのと同様の方法で、壮大なドルイドの称号を獲得または喪失することができる。毎日、壮大なドルイドは合計10レベルの追加の信仰呪文を準備することができ、また任意呪文の術者である場合は現時点で発動できる呪文レベルから選択した最大10レベル分の信仰呪文を発動することができる。壮大なドルイドの称号を失うとこの能力は失われる。
長寿(変則)/Longevity:10レベルの時点で、グリーン・フェイス・アコライトの最大年齢は20%増加する。
時知らずの肉体(変則)/Timeless Body:10レベルの時点で、グリーン・フェイス・アコライトは加齢に対するペナルティを受けなくなる。これは同名のドルイドの能力と同様に機能する。