ロード・オヴ・ザ・デッドは死の神の使いであり、生者の世界で不死の疫病を広める能力に恵まれている。彼らは死の神の教団を導き、疫病やパンデミックを引き起こし、どこにいてもアンデッドを作製する。
死霊の主は圧倒的なクレリックと死霊術師であり(生者とアンデッド両方の)、ヴァンパイア、グール、ワイト、他のアンデッドの同族を作る者がロード・オヴ・ザ・デッドの重責を占めることができる。
ヒット・ダイス:d8。
ロード・オヴ・ザ・デッドになるためには、キャラクターは以下の基準すべてを満たさなければならない。
基本攻撃ボーナス:+4。
特殊:アンデッドを作製する能力。アニメイト・デッド、クリエイト・アンデッド、クリエイト・グレーター・アンデッドを発動する能力は、多くのアンデッドの同族作りの能力が行うように、条件を満たす。しかしながら、〈魔法装置使用〉は条件を満たさない。
ロード・オヴ・ザ・デッドのクラス技能は以下の通り。
〈交渉〉【魅】、〈治療〉【判】、〈知識:神秘学〉【知】、〈知識:宗教〉【知】、〈職能〉【判】、〈呪文学〉【知】、〈魔法装置使用〉【魅】。
1日の呪文数 | ||||||
1 |
+0 |
+1 |
+0 |
+1 |
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2 |
+1 |
+1 |
+1 |
+1 |
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3 |
+1 |
+2 |
+1 |
+2 |
スポーン体得 |
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4 |
+2 |
+2 |
+1 |
+2 |
大疫病媒体、ヒーローズ・フィースト |
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5 |
+2 |
+3 |
+2 |
+3 |
ロード・オヴ・ザ・デッド上級クラスのクラス特徴は以下の通り。
武器および防具の習熟:ロード・オヴ・ザ・デッドになったとしても、武器もしくは防具の習熟を得ることはない。
暴飲暴食(変則)/Gluttony:ロード・オヴ・ザ・デッドは彼らが食べるための2倍の量の食料と水を必要とする。
一死同体(変則)/One With Death:ロード・オヴ・ザ・デッドは生と死が交わる場所にいる。生きているロード・オヴ・ザ・デッドは負のエネルギーからのダメージに対して完全耐性を持つようになる一方で、アンデッドのロード・オヴ・ザ・デッドは正のエネルギーからのダメージに完全耐性を持つようになる(負あるいは正のエネルギーに頼る他の効果、例えば《アンデッド退散》などは通常通り機能し、単純にダメージを与えない)。5レベルでロード・オヴ・ザ・デッドは正と負のエネルギー両方から治癒される。
疫病媒体(超常)/Plaguebearer:ロード・オヴ・ザ・デッドは非魔法的な病気に完全耐性を持つ。しかしながら、ロード・オヴ・ザ・デッドは病気のキャリアとなるために感染を選択するかもしれない。キャリアは病気の全ての表面的な徴候を示し(例えば腫れ、膿、咳など)、他人に感染させることができるが、能力値ダメージや他の重大な病気効果で苦しむことはない。キャリアは回復するために頑健セーヴを試みることができ(あるいはしないことを選択する)、あるいは通常通り魔法で治癒されることができる。加えて、ロード・オヴ・ザ・デッドはコンテイジョンあるいはリムーヴ・ディジーズを1日1回擬似呪文能力として発動することができる。セーヴ難易度は【魅力】に基づいている。
一日毎の呪文/Spells per Day:しかし彼はそのクラスの特徴が得たような他の利益を得ることはない。彼が持つどのような他の呪文を発動するクラスのレベルにでもロード・オヴ・ザ・デッドのレベルを加え、それに応じて1日毎の呪文を決定することを基本的に意味している。彼がロード・オヴ・ザ・デッドになる前に複数の秘術呪文の発動能力のあるクラスを採っていたならば、レベルが少々するたび、新たなレベルをどのクラスに、1日の呪文数を決定するために適用するかを決めなければならない。
ロード・オヴ・ザ・デッドが呪文発動能力を持つクラスのレベルを持たない場合、代わりに1レベル呪文スロットを得て、クレリックであるかのように死の神の領域から得られる呪文を準備することができる。彼の術者レベルはロード・オヴ・ザ・デッドのクラス・レベルの2倍に等しい。新しいロード・オヴ・ザ・デッド・レベルを得ると、彼のクラス・レベルに等しい呪文レベルの新しい呪文スロットを得る。5レベルのロード・オヴ・ザ・デッドは1レベルから5レベルまでの呪文を1つの領域呪文として呪文スロットを持つ。ロード・オヴ・ザ・デッドの【判断力】値はボーナス呪文数と呪文セーヴ難易度を決定する。
クリエイト・フード・アンド・ウォーター(擬呪)/Create Food and Water:2レベルで、ロード・オヴ・ザ・デッドは1日1回擬似呪文能力としてクリエイト・フード・アンド・ウォーターを発動でき(術者レベル1)、生じた飲食物は栄養があることに加え美味しい。
スポーン体得(超常)/Spawn Mastery:3レベルでロード・オヴ・ザ・デッドが自由意志を持ったアンデッドを作製するときは、そのアンデッドは代わりにロード・オヴ・ザ・デッドの制御下にある。ロード・オヴ・ザ・デッドはこの方法でロード・オヴ・ザ・デッドのレベル毎に4HDのアンデッドを制御できる。先に制御しているアンデッドを解放しない限りそれ以上のアンデッドは自由意志を持つ。
大疫病媒体(超常)/Greater Plaguebearer:4レベルでロード・オヴ・ザ・デッドは同様に魔法の病気に対する完全耐性を持ち、コンテイジョンあるいはリムーヴ・ディジーズを1日2回発動することができる。
ヒーローズ・フィースト(擬呪)/Heroes’ Feast:4レベルで、ロード・オヴ・ザ・デッドはクリエイト・フード・アンド・ウォーターの代わりに ヒーローズ・フィーストを発動する(術者レベル3)。
九死一生(変則)/Cheat Death:5レベルでロード・オヴ・ザ・デッドが殺害されるか破壊されると、彼らの神がとうの昔にそうしたかのように彼の魂はそっと出ていく。ロード・オヴ・ザ・デッドはその死から1d4時間後に死から起き上がる。これは破壊されたアンデッドにさえ影響を及ぼすが、解体されたりその体を破壊されたクリーチャーには影響をおぼさない。
しかしながら死からの脱出はつかの間のものである。この方法で回復したクリーチャーは、完全に命を回復しない限り2d6日後に単に休止する。GMは隠れてこれをロールしなければならず、ロード・オヴ・ザ・デッドは期間がどのくらい残っているのかについてわからない。レイズ・デッドや類似した呪文は生きているクリーチャーに命を回復させる。リッチのようなアンデッド・クリーチャーは破壊された経箱に代わる。多くのアンデッドが命(あるいは非命)を戻されることができなく、効果が終わるときに破壊される。
真一死同体(変則)/Truly One with Death:5レベルで、ロード・オヴ・ザ・デッドは正と負のエネルギー両方から治癒される。
出典:Wayfinder #1. © 2009, Paizo Fans United. Author:Adam Daigle, Charles Evans, Clinton J. Boomer, Colter “Dreamweaver” Guthrie, Craig “flash_cxxi” Johnston, Cristian “Cicattrix” Bodea, Dennis “daOgre” Baker, Eric “Epic Meepo” Morton, Ernesto “Montalve” Ramirez, Guy Humual, Hal Maclean, Ian “cappadocious” Cunningham, Kelly “Gotrek22” Gragg, Jeff “Shadowborn” Lee, Jonathan “Wicht” McAnulty, Joshua “Zynete” Blazej, Justin “Black Fang” Sluder, Larry “Larcifer” Wilhelm, Lissa “SunshineGrrrl” Guillet, Matthew “The Twitching King” Stinson, Michael “Ask a Shoanti” Kortes, Mike “taig” Welham, Neil Spicer, Ross Byers, Russ Taylor, Paris Crenshaw, Tae-Bin “Nerrat Dei” Gulliver, Theodore “Zuxius” Thompson, Troy E. Taylor.