出典 Paths of Prestige 44ページ
ラズミールの聖地の境界内に住むものは、Living Godの力を知っている。彼は忠誠の要求、増え続ける什分の一税、そして最も敬虔な臣民のあまり穏やかではない手を通して、その存在を感じさせてくれる。この信者の中で、彼の情熱を最も正確に表しているのは、ラズミールの聖職者である。彼らはラズミールの力の言葉を広め、その力を使って他の神々や政府への見当違いの忠誠心を不誠実な人々に説得するために、各地を歩き回っている。
ラズミラン・プリーストは、ラズミールに仕える者の中で最も強力なプリーストの一人で、Living Godの贈り物を庶民に、彼の怒りを敵にもたらす。マスクの後ろから、プリーストは見るもの全てを判断し、神の名の下において厳しい正義を下す。多くの者がプリーストの力を疑っており、ラズミールを「偽物」と呼ぶものさえいる。この愚か者は、ラズミラン・プリーストがこのような異端者を撃つために神の贈り物を使用して訪問する時、自身のやり方の誤りを学ぶ。
ラズミールの最も信頼できる司祭の一人になりたいと思う信者は首都スローンステップで長い儀式を受けなければならない。ラズミール自身が儀式の最終段階を行い、新しいプリーストを祝福し、彼の純粋さを判断すると言われている。相応しいと思われる者は絶対的な信者としてこの秘密の神秘的なプロセスから現れるが、不十分であると見なされたものは二度と日の目を見ることはない。新しいラズミラン・プリーストは、ラズミールの信仰のヒエラルキーがほとんどのプリーストを上司として使っているため、権力、名声、富への近道にいることに気がつく。確かに多くのラズミラン・プリーストは自分たちが手早く位を上げ、第八位のヘラルドまたは更に短い命令で大きな権力の所有者になることに気がつく。
ラズミラン・プリーストになるためには、キャラクターは以下の基準すべてを満たさなければならない。
属性:善ではない
特技:《偽りの呪文発動》(Inner Sea Magic 10ページ)
技能:〈はったり〉5ランク、〈魔法装置使用〉5ランク
呪文:3レベルの秘術呪文を発動する能力
特殊:ラズミールに対するキャラクターの信念をテストするための特別な儀式を受けるためにスローンステップに行かなければならない。
ラズミラン・プリーストのクラス技能は次の通り。〈はったり〉【魅】、〈交渉〉【魅】、〈威圧〉【魅力】、〈知識:宗教〉【知】、〈真意看破〉【判】、〈魔法装置使用〉【魅】。
レベル毎の技能ランク:4+【知】修正値。
ヒット・ダイスの種類:d8。
1日あたりの呪文回数 | ||||||
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+0 |
+0 |
+1 |
+1 |
ラズミールの領域、第一の儀 |
― | |
+1 |
+1 |
+1 |
+1 |
偽りの放出 1d6 |
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+2 |
+1 |
+1 |
+2 |
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+3 |
+1 |
+1 |
+2 |
偽りの放出 2d6 |
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+3 |
+2 |
+2 |
+3 |
ラズミールの領域、第二の儀 |
― | |
+4 |
+2 |
+2 |
+3 |
偽りの放出 3d6 |
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+5 |
+2 |
+2 |
+4 |
変換 |
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+6 |
+3 |
+3 |
+4 |
偽りの放出 4d6 |
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+6 |
+3 |
+3 |
+5 |
第三の儀 |
― | |
10レベル |
+7 |
+3 |
+3 |
+5 |
ラズミラン・プリーストの上級クラスの特徴は以下の通り。
武器と防具の習熟:ラズミラン・プリーストは武器や防具の習熟を新たに得ることはない。
ラズミールの領域/Domain of Razmir:ラズミラン・プリーストは以下の領域の1つを選択することができる:魅了、悪、秩序、欺き。ラズミラン・プリーストは彼のクレリック・レベルとして彼の秘術呪文の術者レベルを、彼の【判断力】修正値の代わりに【知力】または【魅力】修正値(どちらか高いほう)を使い、これらの領域の力を得る。この領域からいかなる領域呪文を得ない。
5レベルの時点で、第2の領域を選び、同様にその領域能力を同様に使うことができる。
第一の儀(超常)/First Ritual:1レベルで、ラズミランは彼の秘術呪文のリストの1つにブレス・ウェポンとキュア・ライト・ウーンズの両方を加えることができるが、これらは2レベル呪文として扱う。彼が任意発動の術者ならば、彼は修得呪文のリストに加える彼がこの能力を使い、キュア・ライト・ウーンズを発動するときは、ヒット・ポイントの回復の代わりに10分間/ラズミラン・プリーストの有効レベルだけ残る一時的ヒット・ポイントとして扱い、時間切れになるまで呪文の対象はこの違いに気が付かない。これからの一時的ヒット・ポイント(と以降の治癒魔法)は累積しない。加えて、ラズミラン・プリーストがクレリックの呪文リストの0レベルまたは1レベル呪文を発動するために《偽りの呪文発動》を使うときは、呪文を発動するときに相手への〈はったり〉判定に+10の状況ボーナスを得る。
偽りの放出(超常)/False Channel:2レベルの時点で、ラズミラン・プリーストはクレリックと同様に生きているクリーチャーを回復するために正のエネルギー放出を行うことができ、1d6ポイントのダメージを回復し、2レベル以降のラズミラン・プリースト2レベル毎に1d6ポイントのダメージを回復することに加える。この能力を3+【知力】修正値もしくは【魅力】修正値(のどちらか高い方)に等しい回数だけ1日に使用できる。この能力によって回復されるヒット・ポイントは10分間/ラズミラン・プリーストの有効レベルだけ残る一時的ヒット・ポイントとして扱う。これらのヒット・ポイントはこれら自身と累積しない(第一の儀のクラス特徴を用いて発動したキュア・ライト・ウーンズとは累積する)。この能力はエネルギー放出の能力のための必要条件を満たすために数えることはできない。この能力はアンデッド・クリーチャーにダメージを与えることはできない。
嘘の達人(変則)/Master of Lies:3レベルの時点で、ラズミラン・プリーストは嘘または欺きの一部としてなされる〈はったり〉判定にクラス・レベルを加える。加えて、真実を語っているか否かについて理解することができる呪文または特殊能力の効果を受けるときは、そのような魔法に自動的に気が付く。そのような呪文や能力に完全耐性を持つわけではないが、黙ったままでいるか質問に答えることを避けることを選択することができる。
第二の儀(超常)/Second Ritual:5レベルの時点で、ラズミラン・プリーストはキュア・モデレット・ウーンズとスピリチュアル・ウェポンを彼の秘術呪文リストに加えるが、3レベル呪文として扱う。任意発動の術者ならば、修得済み呪文リストに加える。第一の儀と同様にキュア・モデレット・ウーンズを発動するときは、一時的ヒット・ポイントを与える。最後に、ラズミラン・プリーストが2レベルもしくは3レベルのクレリック呪文リストを発動するために《偽りの呪文発動》を使用するときは、彼は呪文を発動するときに敵への〈はったり〉判定に+10の状況ボーナスを得る。
変換(超常)/Conversion:7レベルの時点でラズミラン・プリーストが偽りの放出を用いて自身を回復するとき、一時的ヒット・ポイントを得る代わりに、効果はダメージを回復する。これは効果の範囲内の他人には効果を及ぼさない。
第三の儀(超常)/Third Ritual:9レベルの時点で、ラズミラン・プリーストはキュア・シリアス・ウーンズとプレイヤーを秘術呪文リストに加えるが、3レベル呪文として扱う。任意発動の術者ならば、習得済み呪文のリストに加える。第一の儀と同様にキュア・シリアス・ウーンズを発動するときは、一時的ヒット・ポイントを与える。最後に、ラズミラン・プリーストが4レベルもしくは5レベルのクレリック呪文リストを発動するために《偽りの呪文発動》を使用するときは、彼は呪文を発動するときに敵への〈はったり〉判定に+10の状況ボーナスを得る。
真なる詐称(超常)/True Pretender:10レベルの時点で、ラズミラン・プリーストは真なる力に到達する。偽りの放出を使用するときは、一時的ヒット・ポイントを与える代わりに範囲内の全ての生きているクリーチャーにダメージを回復するためにこの能力の使用回数を2つ費やすことができる。加えて、使用する呪文完成型と呪文解放型の魔法のアイテムについて決定するとき、呪文リストはすべてのクレリック呪文であったかのように行動する。これはそのようなアイテムを使用するとき〈魔法装置使用〉技能判定を行うことを必要とはしないが、このような呪文のために《偽りの呪文発動》を使用するとき、〈はったり〉技能判定を依然として行わなければならない。他人には効果を及ぼさない。