有毒なマスタード色の蒸気は戦場の低地におり、死んだ兵士の揺らめく姿を隠す。
経験点9,600
中立にして悪／巨大サイズの異形（風）
イニシアチブ ＋9； 感覚 生命感知、暗視60フィート； 〈知覚〉＋25
アーマー・クラス 12、接触12、立ちすくみ6（＋1回避、－4サイズ、＋5【敏】）
ヒット・ポイント 127（15d8＋60）； 高速治癒5
頑健 ＋8、反応 ＋10、意志 ＋10
防御能力 不定形、 負のエネルギーへの親和性； ダメージ減少 10／魔法； 完全耐性 ［音波］、［強酸］、［雷撃］
移動速度 飛行40フィート（完璧）
近接 接触＝＋7（6d6［強酸］、加えて6d6負のエネルギー）
接敵面 20フィート； 間合い 10フィート
特殊攻撃 ジュジュ・ゾンビ作成、包み込む霧（難易度22、6d6［強酸］加えて6d6負のエネルギー）
【筋】―、【敏】20、【耐】16、【知】7、【判】13、【魅】10
基本攻撃 ＋11； 戦技ボーナス ＋15； 戦技防御値 31（足払いされない）
特技 《イニシアチブ強化》、《回避》、《かすめ飛び攻撃》、《技能熟練：知覚》、《強行突破》、《追加HP》、《能力熟練：圧倒する霧》、《迎え討ち》
技能 〈知覚〉＋25、〈飛行〉＋25
言語 共通語（話せない）； テレパシー30フィート
その他の特殊能力 ジュジュ・ゾンビ共生、ガス状体
生態
出現環境 気候問わず／地形問わず
編成 単体、2体、または恐怖（3～5）
宝物 なし
ジュジュ・ゾンビ作成（超常）／Create Juju Zombie トレンチ・ミストは霧の形態の範囲内に包み込まれている間に殺害された実体のあるクリーチャーを自立行動させることができる。犠牲者は1d4ラウンド以内にジュジュ・ゾンビとして起き上がり、作成したトレンチ・ミストの制御下にある。ジュジュ・ゾンビは作成したトレンチ・ミストと切り離されると自由意志を持つようになる。ヒット・ダイスの合計がトレンチ・ミストのヒット・ダイスの2倍を上回らない数のジュジュ・ゾンビをトレンチ・ミストは自立行動させられ、制御下に置くことができる。それを超えた追加のジュジュ・ゾンビは自由意志を持つようになる。
包み込む霧（変則）／Engulfing Mists トレンチ・ミストは敵を包み込むことができる（293ページの包み込みの特殊能力参照）。トレンチ・ミストによって包み込まれたクリーチャーは押さえ込まれた状態とならず、通常通り移動することができる――そのようなクリーチャーは窒息の危険には晒されないが、包み込まれてターンを開始する限り、トレンチ・ミストの接触のダメージを受ける。トレンチ・ミストの蒸気はオブスキュアリング・ミストの呪文のように、視界を覆い隠す。包み込む霧を避けるためのセーヴ難易度は【耐久力】に基づいている。
ガス状体（変則）／Gaseous トレンチ・ミストは蒸気でできた体を持つ。この形態は不定形の防御能力を与え、移動速度の減少なしに、小さな穴や単なる隙間を通り抜けることができるが、水やその他の液体に入ることはできない。トレンチ・ミストは【筋力】値を持たない。トレンチ・ミストは物体を操作したり着たりすることができず、風の影響を決定する目的で、実際のサイズよりも3段階小さいサイズのクリーチャー（多くのトレンチ・ミストは中型）と見なされる。
ジュジュ・ゾンビ共生（超常）／Juju Zombie Symbiosis 作成したジュジュ・ゾンビとの共生関係のために、トレンチ・ミストはゾンビが自身の形状の中に包み込まれている限りその動くゾンビたちと感覚を共有し、彼らに生命感知を与え、トレンチ・ミストがその霧がかった形態の内外にいるクリーチャーにかけている視認困難に対する完全耐性を与える。
トレンチ・ミストはアシッド・フォッグやクラウドキルなどの呪文で大量虐殺された軍隊からなる。これらの魔法の霧は戦場にとどまり、殺害されたものの精神的な苦悶と離れていく魂を吸収し、超常的な悪意のある感性を発達させる。一旦生まれると、トレンチ・ミストはこのクリーチャーを最初の場所で誕生させた攻撃から逃れる程に幸運な者に、悲惨さと窒息させ焼け付かせる運命を与える事のみを求める。
生命を奪う程にトレンチ・ミストは自身の苦々しい衝動を殺害する者へと染み込ませ、苦しむ者を自身の増加するよろめく従者の大群へと加えていく。その酸性の霧の犠牲者はこのクリーチャーの支配下で憎むべきゾンビとして起き上がり、ゾンビの群れを得たトレンチ・ミストは本当に危険な敵となる。トレンチミストがいると知られている戦場では、賢い指揮官はガス状体攻撃の後、戦友に見舞われた恐ろしい運命に自分の部隊が屈しないよう、両陣営がその地を放棄する間に休戦の手配をする。
トレンチ・ミストの波状の形態は20フィートまで広がるが、瓶詰めされると1ポンド未満の重量しかない。
