経験点400
混沌にして善/中型サイズのフェイ
イニシアチブ +3; 感覚 夜目; 〈知覚〉+8
アーマー・クラス 16、接触13、立ちすくみ13(+3外皮、+3【敏】)
ヒット・ポイント 13(3d6+3)
頑健 +2、反応 +6、意志 +5
ダメージ減少 2/冷たい鉄
移動速度 30フィート
近接 ダガー=+4(1d4+2/19~20)
遠隔 ショートボウ=+4(1d6/×3)
特殊攻撃 パンパイプ
擬似呪文能力 (術者レベル3; 精神集中+6)
【筋】14、【敏】16、【耐】13、【知】11、【判】14、【魅】17
基本攻撃 +1; 戦技ボーナス +3; 戦技防御値 16
特技 《近距離射撃》、《武器の妙技》
技能 〈隠密〉+9、〈軽業〉+8、〈芸能:管楽器〉+11、〈真意看破〉+7、〈生存〉+4、〈知覚〉+8、〈はったり〉+9
言語 共通語、森語
出現環境 温暖/森林
編成 単体、2体、または一団(3~8)
宝物 標準(ダガー、ショートボウとアロー20本、高品質のパンパイプ、その他の宝物)
パンパイプ(超常)/Panpipes 1日に3回、ファウヌスは高品質パンパイプを使用して自身の擬似呪文能力を向上できる。これは即行アクションであり、そのターンの次に使用する擬似呪文能力の難易度を+2上昇する。
時にサテュロスと間違えられるファウヌスは、気紛れな従兄弟よりも遥かに優しい。多くの者はこの2つの名前を交換できるものとして使うが、それはファウヌスもサテュロスも苛立たせる。サテュロスと違ってファウヌスの殆どは男性であるが、この種族の女性は存在する――ただ男性のファウヌスより珍しいというだけだ。
サテュロスが誑かした犠牲者と子を成せば必ず純血のサテュロスが産まれるが、ファウヌスはサテュロスと善なるフェイか人間やエルフのような優しい心を持つ人型生物の間での自発的な交合の結果として生まれる。そうした場合でさえ、その結婚による子供は通常フェイの親あるいは他の森の親戚に盗まれ、育てられる。
サテュロスと同様、ファウヌスも葡萄酒、音楽、舞踏、自然、そして情欲的な娯楽を楽しむ。上品な快楽主義者であるファウヌスは田舎との結びつきに一身を捧げ、その土地の平和を守り必要以上に取らない勤勉な人型生物を助ける。彼らはそうした辺境の民を、驚くような脅威と戦い、尊敬に値しないフェイ・クリーチャーをその居住地から追い出すことで助ける。彼らは秘密裏に行うことを好むが、重大な時にはファウヌスの隊が村人の前に姿を現し、迫り来る脅威を警告する。
ファウヌスはニンフを並外れて魅力的と感じ、それは彼女らを見た他の誰よりも激しい。ニンフもファウヌスの善性と自然界への揺ぎない献身、そして時に諧謔にも美を見出し、愛し合うことになる場合が多い。
人間と似た身長であるファウヌスは白い山羊の脚と頭部から突き出た短い2本の角を持つ。また興奮した時や楽しんでいる時にふざけて振られる短い尾も持ち、その髪は角と耳周辺から優雅に下ろされている。人型の胴体は常に靭やかであるが、絶えず活動し遊んでいるため彫刻のように美しい――ファウヌスが長い時間怠惰になることは皆無である。ファウヌスは身長が6フィート近く、体重は150ポンド強。