この皮のないクリーチャーは馬と人型生物の乗り手に似ている。しかしその実体はそれらが混じり合い一つとなった、怒りと吐き気を催させるおぞましい存在だ。
経験点6,400
中立にして悪/大型サイズのフェイ(水棲)
イニシアチブ +7; 感覚 夜目; 〈知覚〉+17
オーラ 畏怖すべき存在(30フィート、難易度20)
アーマー・クラス 23、接触17、立ちすくみ15(+1回避、+6外皮、-1サイズ、+7【敏】)
ヒット・ポイント 104(11d6+66)
頑健 +9、反応 +16、意志 +10
ダメージ減少 10/冷たい鉄; 完全耐性 毒、病気
移動速度 50フィート、水泳50フィート
近接 高品質のロングソード=+11(1d8+9/19~20)、噛みつき=+10(1d8+6、加えて“病気”)、蹄(×2)=+5(1d6+3、加えて“病気”)
接敵面 10フィート; 間合い 5フィート
特殊攻撃 蹂躙(1d6+9、難易度21)、ブレス攻撃(30フィート円錐状、10d6ダメージに加えて“病気”、反応・難易度21・半減、1d4ラウンドごとに1回使用可能)
【筋】22、【敏】24、【耐】22、【知】13、【判】17、【魅】21
基本攻撃 +5; 戦技ボーナス +12; 戦技防御値 30(対足払い34)
特技 《一撃離脱》、《回避》、《風の如き脚》、《強行突破》、《神速の反応》、《電光の如き脚》
技能 〈威圧〉+16、〈隠密〉+17、〈軽業〉+21(跳躍時+29)、〈水泳〉+28、〈脱出術〉+21、〈知覚〉+17、〈知識:自然〉+15
言語 アクロ語、共通語、森語
その他の特殊能力 小振りの武器、水陸両生
出現環境 寒冷/沼地または湾岸
編成 単体
宝物 標準(高品質のロングソード、その他の宝物)
非常に恐ろしいナックラヴィーは汚濁と腐敗の顕現であり、赤潮のような自然に生じた腐敗や、下水その他の都市のごみからしみ出す汚染から生まれてくる。ナックラヴィーは生ける皮肉である――病気の運び手にして腐敗の拡散者であり、世界に腐敗をもたらす他の要因に対する怒りを撒き散らすのだ。ナックラヴィーによって広がった腐敗は自己嫌悪や全くの怒りという彼ら自身の感覚を推し進めるためだけに使われる。ところでナックラヴィーはこれらの腐敗の被害者に報復するかもしれない。彼らの主要な行動要因は川や湖沼に住むものを護ることではない。彼らは自分が憎む腐敗そのものをもたらし、敵が病気になり死んでいく姿を見ることを何より楽しむのだ。
手にしていたお守り――海藻でできた輪、塩水に塗れた馬の毛、聖別された海水の入った瓶といった呪物――や念仏を唱えることでナックラヴィーを遠ざけたり、説得して無力化させるという昔話もある。しかし本当のところ、これら昔の解決法は、この邪悪な病気の運び手に対して一切護ってはくれない。