腐った海草のような髪の毛がこの古代の魔女には垂れ下がっている。藻のような色の張りのない皮膚が、がりがりに痩せた骨格を覆っている。
経験点1,200
混沌にして悪/中型サイズの人型怪物(水棲)
イニシアチブ +3; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+11
オーラ 身の毛のよだつ姿(60フィート)
アーマー・クラス 16、接触13、立ちすくみ13(+3外皮、+3【敏】)
ヒット・ポイント 38(4d10+16)
頑健 +5、反応 +7、意志 +5
呪文抵抗 15
移動速度 30フィート、水泳40フィート
近接 爪(×2)=+8(1d6+4)
特殊攻撃 邪眼
【筋】19、【敏】16、【耐】18、【知】12、【判】13、【魅】15
基本攻撃 +4; 戦技ボーナス +8; 戦技防御値 21
特技 《技能熟練:知覚》、《技能熟練:はったり》
技能 〈隠密〉+10、〈水泳〉+19、〈知覚〉+11、〈知識:いずれか1つ〉+5、〈はったり〉+9
言語 共通語、巨人語
その他の特殊能力 水陸両生
出現環境 気候問わず/水界
編成 単体、魔女団(どの種類でも良いがハグ3)
宝物 標準
邪眼(超常)/Evil Eye 1日に3回、シー・ハグは30フィート以内にいる1体のクリーチャーに恐るべき凝視を投げかけることができる。目標は難易度14の意志セーヴを行ない、失敗すると犠牲者は奇妙な漠然とした不快感とさしせまった破滅の予感におかされ、よろめき状態になる。シー・ハグがすでにこの呪いを受けている者に対して邪眼を使用した場合、犠牲者は難易度14の頑健セーヴを行い、失敗すると恐怖に打ち負かされ3日間昏睡状態に陥る。1日経過するごとに、昏睡状態にある犠牲者は難易度14の頑健セーヴを行わなければならず、失敗すると死んでしまう。セーヴ難易度は【魅力】修正値を基に算出されている。邪眼の呪い:凝視―セーヴに失敗; セーヴ意志・難易度14; 頻度 1回/日; 効果よろめき状態(すでに邪眼の効果を受けているならば昏睡)。
身の毛のよだつ姿(超常)/Horrific Appearance シー・ハグの姿はあまりにもおぞましく、そのためハグ以外でその姿を目にしたものは難易度14の頑健セーヴを行い、失敗すると即座に弱体化して1d6ポイントの【筋力】ダメージを被る。この力の効果を受けたり、このセーヴに成功したりしたクリーチャーは、以後24時間同じ個体のハグの“身の毛のよだつ姿”の影響を受けることはない。これは[精神作用]効果である。セーヴ難易度は【魅力】修正値を基に算出されている。
おそるべき海の魔女であるこの邪悪なハグは、誰も見たいとは思わぬ身の毛のよだつ姿をしている。醜い姿をあらわにしながら、この堕落したクリーチャーは水夫を水中の墓所に引きずり込み、海の人々を邪悪な誓いのために拷問する。シー・ハグは常に恐ろしい外見をしており、暴食をするにもかかわらず、通常は餓死寸前のようなやせ衰えたクリーチャーである。ほとんどは身長6フィート、体重150ポンドである。
シー・ハグは、漁船や商船によく遭遇できる比較的閉ざされた海岸に住むのを好む。ほとんどは、自らの行いが潜在的な敵の注意を引かない、都市化された地域から遠く離れて住むことを選ぶ。しかし一部の勇敢ないし貪欲なシー・ハグが都市の波止場や大河の河口に住み着くことは稀ではない。
シー・ハグは他のハグと同様に魔女団を形成する。しかし水棲の習性のため、通常は混成魔女団を形成することはない。海岸線に住むグリーン・ハグ(多くは塩沼などの沿岸の湿地に住むグリーン・ハグ)の場合は、魔女団はしばしばグリーン・ハグと彼女を母であり指導者であるとみなす2人のシー・ハグによって構成される。より多くの場合には、シー・ハグの魔女団は特に友好的な姉妹のようなシー・ハグたちによって構成される。