この自立的に動く武器と防具を身につけた死体の塊はあまりにも巨大で、前方へと波打っている。それはまるで、鋼鉄を巻いた肉で作られた攻城塔のようだ。
経験点76,800
中立にして悪/巨大サイズのアンデッド
イニシアチブ +3; 感覚 暗視60フィート; 〈知覚〉+27
オーラ 畏怖すべき存在(60フィート、難易度26)
アーマー・クラス 29、接触9、立ちすくみ26(+20外皮、-4サイズ、+3【敏】)
ヒット・ポイント 207(18d8+126)
頑健 +13、反応 +9、意志 +17
防御能力 エネルギー放出に対する抵抗+4; ダメージ減少 10/殴打および魔法; 完全耐性 アンデッドの種別特性
移動速度 40フィート
近接 叩きつけ(×4)=+21(2d6+12、加えて“生命力吸収”)
遠隔 残骸球(×1)=+12(2d6+12)
接敵面 20フィート; 間合い 5フィート
特殊攻撃 蹂躙(2d6+18、難易度31)、生命力吸収(1レベル、難易度26)、瀕死クリーチャー吸収
擬似呪文能力 (術者レベル18; 精神集中+25)
【筋】34、【敏】17、【耐】―、【知】9、【判】22、【魅】25
基本攻撃 +13; 戦技ボーナス +29; 戦技防御値 42(足払いされない)
特技 《強打》、《蹴散らし強化》、《上級蹴散らし》、《神速の反応》、《追尾》、《突き飛ばし強化》、《反撃の構え》、《ふっとばし攻撃》、《無視界戦闘》
技能 〈水泳〉+30、〈知覚〉+27、〈登攀〉+33
言語 共通語(話せない)
その他の特殊能力 不浄なる魔法
出現環境 気候問わず
編成 単体
宝物 標準×2(魔法的でない鎧と武器)
残骸球(変則)/Scrap Ball ウォースウォーンは破損した武器や防具の塊を投擲することができる。このダメージは2d6+ウォースウォーンの【筋力】修正値に等しく、射程単位は20フィートである。
瀕死クリーチャー吸収(超常)/Absorb Dying Creature ウォースウォーンは同じ接敵面に侵入することで、瀕死状態のクリーチャーを取り込むことができる。これによりクリーチャーは即座に死亡し、その死体はウォースウォーンの中に取り込まれる。同時にウォースウォーンはクリーチャーの【耐久力】に等しい値だけ回復する。取り込んだウォースウォーンが破壊されるまで、取り込まれた死体はウィッシュやミラクル以外の方法で蘇生させることはできない。
不浄なる魔法(超常)/Profane Magic プロテクション・フロム・イーヴルはウォースウォーンの擬似呪文能力を妨げる。ウォースウォーンによって操られた武器は、アンデッドであるかのようにエネルギー放出によってダメージを受ける。
ウォースウォーンは巨大なアンデッドの混合体だ。いつも変わり続ける混沌とした肉体は、無数の戦士の死体とその武器と防具で作られている。ウォースウォーンはふらつく曲がりくねった姿を持つため、無数の魂が持つ武器と防具が砕け、奇妙な不協和音を作り出す。それはまるで、終わりなき戦いの断末魔を上げ続けているかのようだ。
ウォースウォーンは不死の神や戦神の意志によって作られる。あるいは死んだ戦士の戦場に宿る血の渇きや怒りによって生み出されることもある。一度作られると、ウォースウォーンは戦の怒りを撒き、土地を蹂躙し、戦闘による殺戮を引き起こすために存在する。
一般的なウォースウォーンの重量は数トンで、高さは25フィートに至ることもある。作られたばかりのものはずっと小さいが、すぐに戦場や大墓地にある近くの死体を取り込み、本来の大きさにまで膨らむ。彼らは常に、さらなる瀕死の肉体を求める。戦死や兵士を取り込むことを好むが、適した人型生物のものなら何でも喜んで取り込む。粉砕のためにいつも動いているため、身体の一部がこぼれ落ちる。そのため、離れた敵に投げつける残骸には事欠かない。