Maze of Madness and Suffering/狂気と苦悶の迷宮
出典 Horror Adventures 122ページ
系統:召喚術(瞬間移動)[悪、精神作用]; 呪文レベル:ウィザード/ソーサラー9、ウィッチ9、サイキック9
発動時間:標準アクション
構成要素:音声、動作、物質(新鮮な血に濡れた、1,000GPの価値がある華美なパズル・ボックス)
距離:近距離(25フィート+5フィート/2レベル)
目標:クリーチャー1体
持続時間:本文参照
セーヴィング・スロー:意志・不完全、本文参照; 呪文抵抗:可
この呪文はメイズと同様に機能するが、脱出するための【知力】判定の難易度は22であり、クリーチャーが迷路にとどまるラウンド毎に、そのクリーチャーが迷路内のどの場所にいるかによって異なる効果が発生する点が異なる。クリーチャーが脱出するために【知力】判定を試みるたびに下記の表に従ってダイスを振り、迷路内のどの場所をさまよっているかを決定する。クリーチャーが【知力】判定を試みない場合、そのクリーチャーは同じ場所にとどまり、その場所の効果を受ける。たとえクリーチャーが後で迷路から脱出したとしても、記載された持続時間の間、状態と受けたダメージは残ったままでだが、状態はそれ自身と累積しない。
サーカス:クリーチャーは、巨大な獣や派手なぺいとが施された顔、あざ笑うような恐ろしい笑い声が織りなす、悪夢のようなサーカスの中に身をおいていることに気付く。クリーチャーは意志セーヴを行い、失敗すると下級の狂気(182ページ参照)1つを得る。セーヴには狂気の通常の難易度を用いる。
呪われた森:クリーチャーは視界の端に影の獣がうろつく中、鬱蒼とした暗い森を通過する。クリーチャーは意志セーヴを行い、失敗すると2d4ラウンドの間恐れ状態になる。これは[恐怖]効果である。恐れ状態になったクリーチャーも依然として迷路から脱出するために【知力】判定を試みることができるが、木々の枝によって3d6ポイントの斬撃かつ刺突ダメージを受ける。
地獄のような風景:堕落したものの叫び声が響き渡る中、クリーチャーは火と悪魔のような顔を彫られた石の壁の風景の中を移動する。クリーチャーは意志セーヴを行い、失敗すると1ラウンドの間恐怖と潜在的な苦痛によって麻痺状態になってしまう。これは[恐怖]効果である。クリーチャーは麻痺状態の間迷路の脱出を試みられない。もしこの麻痺に対するセーヴィング・スローに3回連続で失敗したなら、地獄のような風景はとどめの一撃を行い、クリーチャーは4d6ポイントの[火炎]ダメージを受ける。クリーチャーは頑健セーヴ(難易度=10+受けたダメージ)に成功しなければ死亡する。とどめの一撃を生き延びたクリーチャーは、麻痺状態からも逃れられる。
執行猶予のオアシス:美しい木陰や芳しい宮殿、文字通りの砂漠のオアシスのように見える迷路のこの場所は、他の場所と比べて超自然的なほどに平穏である。クリーチャーは意志セーヴを行い、失敗すると1ラウンドの間恍惚状態となる。恍惚状態の間、クリーチャーは脱出を試みることができない。もしこの恍惚状態に対するセーヴに3回連続で失敗したなら、そのクリーチャーは無気力になり、迷路からの脱出を諦めてしまう。そうしたなら、10分後に呪文が(メイズ同様に)自然に終了するまでこの場所にとどまってしまう。
奇妙な都市:クリーチャーは表現できない色と無数の星に満ちた空の下、サイクロプス様式の町を旅する。クリーチャーは意志セーヴを行い、失敗すると2d4ポイントの【判断力】ダメージを受ける。キャンペーンで正気ルール(12ページ参照)を使用している場合、【判断力】ダメージを受ける代わりに2d10ポイントの正気度ダメージを受ける。