Phobia/恐怖症
出典 Horror Adventures 124ページ
系統:心術(強制)[感情、恐怖、精神作用]; 呪文レベル:ウィザード/ソーサラー6、ウィッチ6、サイキック6、バード5、メスメリスト5
発動時間:標準アクション
構成要素:音声、動作、物質(白髪1本)
距離:近距離(25フィート+5フィート/2レベル)
目標:知性あるクリーチャー1体
持続時間:瞬間
セーヴィング・スロー:意志・無効; 呪文抵抗:可
下級の狂気である恐怖症(182ページ参照)よりも強力な、条件あるいは環境1つに対する本能的な恐怖に植え付ける。術者はエネルギー種別1つ([音波]、[火炎]、[強酸]、[氷雪]、[雷撃]のいずれか)、障害1つ(雪崩や地震など)、動物の種類1つか全ての蟲(スウォーム1つあるいは小型かそれより大きいクリーチャー1体を見たときに適用する)のいずれかを指定する。あるいは術者は以下の具体的な環境から1つを指定する:暗闇(薄暗いかそれより暗いもの。暗視、擬似視覚、闇を見通す、その他類似の感覚を種族的特徴として持つクリーチャーにはこの恐怖症を適用できない)、閉ざされた空間(クリーチャーが無理やり入り込む必要がある場所)、高所(目標の体長の10倍以上。生来の飛行速度を持つクリーチャーにはこの恐怖症を適用できない)、水((水棲)クリーチャーと生来の水泳速度を持つクリーチャーにはこの恐怖症を適用できない)。
目標が指定したエネルギー種別のダメージを受けたか、指定したクリーチャーか環境か障害の存在に気づいたなら、難易度20の意志セーヴを行わなければならない。失敗すると、目標は恐慌状態になる。成功した場合でさえ、目標は怯え状態となり、激しい不快感を覚える。この方法で怯え状態になったクリーチャーはこの怯え状態が終了するまで恐怖症に対するセーヴィング・スローを以降行う必要はない。
フォウビアによって恐慌状態に陥ったクリーチャーは、その恐怖症の相手を知覚できなくなってから(エネルギー種別への恐怖症であった場合はそのエネルギー/ダメージを受けてから)1分が経過すると通常通り行動できるようになる。怯え状態は恐怖症の相手が知覚できなくなるとすぐに解除される。ウィッシュ、ブレイク・エンチャントメント、ヒール、ミラクル、リミテッド・ウィッシュはフォウビア呪文を解呪できる。