出典 Inner Sea Races 246ページ、People of the Stars 10ページ、Inner Sea Bestiary 25ページ
ラシュンタは、好奇心旺盛な性的二形性を示すカストロヴェル現住の人型生物の種族である。両性の最も明白な類似性は、生え際のすぐ下から発芽している細い痙攣している一対の触覚である。その上、男性のラシュンタは小柄で筋肉質で多毛であるが、女性のラシュンタは背が高く、しなやかで威厳がある。女性は一般的にカリスマ的で指揮力があり、男性は無愛想で好戦的な性格をしている。しかし、男女ともに知性があり、文明的で戦場で有能である。ほとんどのラシュンタは一般的な身体的能力よりも、魔法的、精神的、念術的な可能性を高く評価している。
ラシュンタはカストロヴェルで最も人口の多い知的なクリーチャーであり、エルフと昆虫種族のフォーミアンがそれに続く。惑星間の交流の長い歴史のおかげで、ほとんどのカストロヴェルの住人はゴラリオンの人々のことをよく知っているが、ほとんどのゴラリオンの住民はラシュンタやフォーミアンについて何も知らない。惑星間ポータルとエルフのアイウダラ/aiudaraの存在はカストロヴェルの常識であるが、そこへのアクセスは厳しく規制されている。
ラシュンタの社会には長く誇り高い家母長制の伝統がある——女性は必要が生じた時に指導的な役割を担うことがしばしば期待されている。ラシュンタの男性は乱闘に適している用に見えるかもしれないが(そして、乱闘に務めることを楽しんでいるように見える)、テレパシーがラシュンタのグループをより有効的な戦闘要員にするという理由もあり、男女ともに定期的に戦士や冒険家となる。それでも戦いは最終的にほとんどのラシュンタにとっての二の次の関心事であり、代わりに学問と知識への渇望を高く評価し、特に彼らが必要とする的なスタミナのために秘術のクラスを称賛している。
+2【知力】:ラシュンタはほぼ普遍的な知性があり、学びたがる。
性的二形/Sexual Dimorphism:ラシュンタは男性と女性で、ほとんどの人形生物の種よりも体格と性格のタイプが大きく異なる。男性のラシュンタは筋肉質で(+2【筋力】)、しばしば無愛想で観察力がない(-2【判断力】)。女性のラシュンタは美しく威厳があるが(+2【魅力】)、男性のような頑丈な体格はない(-2【耐久力】)。
ラシュンタの魔法/Lashunta Magic:【知力】が11以上あるラシュンタは以下の擬似呪文能力を得る:回数無制限—デイズ、メイジ・ハンド; 1回/日—ディテクト・ソウツ。これらの効果の呪文レベルはラシュンタのキャラクター・レベルに等しい。
物知り/Knowledgeable:ラシュンタは1つの〈知識〉技能に+2の種族ボーナスを得る。
制限付きテレパシー/Limited Telepathy:ラシュンタは言語を共有している30フィート以内のクリーチャーと精神的に会話ができる。それ以外の点はこの能力はテレパシー能力と同様である。
言語:ラシュンタはプレイ開始時にラシュンタ語とエルフ語を会話できる。高い【知力】を持つラシュンタはいずれかの言語をボーナス言語として選択できる(ドルイド語のような秘密言語を除く)。
出典 Inner Sea Races 216ページ
一部のラシュンタはテレパシーで会話する者の心を操作するためのコツをもっている。テレパシーで会話しているクリーチャーに影響を与えるための【魅力】に基づく技能判定に+1の種族ボーナスを得る。ラシュンタが魅了したまたは支配したクリーチャーにテレパシーで命令をする場合、クリーチャーにその命令に従うように強制するための【魅力】判定に+1のボーナスを得る。この種族特徴はラシュンタの魔法と置き換える。