Dream Voyage/夢への航海
系統:召喚術(瞬間移動)[精神作用]; 呪文レベル:サイキック9
この呪文はドリーム・トラヴェルと同様に機能するが、術者とその仲間は術者が考えた幻想的な輸送船に乗り、通常の半分の移動時間で夢の次元を通過する。術者だけがこの輸送船を操縦することができる。操縦する際、術者は中にいなくてもよい。この念術的な輸送船は夢の次元の強力な感情の波から精神を守り、中にいるものは有害な[感情、恐怖]効果に完全耐性を得る。ドリーム・トラヴェルとは異なり、輸送船が的外れの場所に到着することはない。加えて、術者は目標となったクリーチャーに会ったことがなくてもよいが、その場合、最低でも信頼できる詳細な情報を有していなければならない。不十分あるいは不正確な情報敷かない場所へと移動しようとするならば、術者はロールを行い、ドリーム・トラヴェルの「偽りの正体」項を参照すること。
輸送船から下りたクリーチャーはその夢景に入るか夢を見ているものの肉体の横たわる次元界に退出するかを行うことができる(後者の場合、夢を見ているものから1マイル以内に現れる)。同じタイミングで輸送船から次元界へ下りた全てのクリーチャーは同じ次元界に現れる。夢を見ているものは術者らが夢に入ることを妨げることはできないが、自分の肉体がある次元界へ退出するクリーチャーの一団を妨げるために意志セーヴを試みることができる。
この念術的な輸送船は誰も乗っていなくても、呪文の持続時間の間夢に留まり続ける。夢を見ているものに隣接したクリーチャーは全ラウンド・アクションにより、この呪文の目標にだけ見ることができるぼんやりとした門を通って、この輸送船に再び入ることができる。術者はドリーム・ヴォイジを発動した地点へ輸送船を戻すことができる。その次元界から帰る際、任意の数の乗員を乗せることができる。また、この夢に再び戻ってくることもできる。いずれの移動にせよ、最初の移動と同じ時間がかかり、呪文の持続時間の許す限り何度でも移動することができる。輸送船が夢景の外に移動すると、残された者は夢を見ているものの近くにいても輸送船に戻ることはできない。仲間が死ぬと、その肉体は他の物体同様、術者が自分で持ち帰らない限りドリーム・ヴォイジから戻ってくることはない。
輸送船が夢の中にある間に夢を見ているものが目覚めた場合、(ドリーム・トラヴェルと同様に)術者らは退出するか留まるかを選択することができる。例え夢とのつながりが切れたとしても、輸送船は呪文の持続時間の間夢の次元で害を受けずに留まることができる。このような場合、輸送船は夢の中を漂い続け、(元々夢を見ていたものが再び夢を見始め、その夢へ移動する場合も含め)術者が他の夢へと操作することもできない。どんなときでも術者が呪文を終了すると、術者と輸送船の中にいる住めての対象は物質界で術者が元々いた場所に戻ってくる。
術者はドリーム・ヴォイジで運搬する仲間の数を、術者レベル毎にクリーチャー10体に増加させることができる。そうするには精神集中をしながらラウンド毎に6人ずつ全ラウンド・アクションとして触れ無ければならないため、呪文の発動時間が増加する。全ての目標に触れる前に術者の精神集中が妨げられると、この呪文は失われ何の効果も発揮しない。全ての目標に接触すれば、ドリーム・ヴォイジは開始する。しかし、持続時間は1時間に減少する。