(Insect Spies/虫の密偵)
出典 Ultimate Intrigue 217ページ
系統:占術; レベル:アーケイニスト4、ウィザード4、ウィッチ4、サモナー3、サモナー(アンチェインド)3、ソーサラー4、ドルイド3、ハンター3、レンジャー3
発動時間:1ラウンド
構成要素:音声、動作、物質(蜂蜜ひとしずく)
距離:近距離(25フィート+5フィート/2レベル)
効果:虫のスパイ1匹/4レベル
持続時間:10分/レベル(解除可)
セーヴィング・スロー:不可; 呪文抵抗:不可
術者は黒光りする甲虫を1匹以上招来する。この虫は幾らかの知性を備え、素晴らしいスパイとなる。虫が術者の前にいるなら、虫は術者の精神的な命令に従う。術者は1回の標準アクションにより任意の数の虫に命令を下すことができる。虫それぞれには同じ命令を与える。虫毎に異なる命令を与える場合、命令毎に1回の標準アクションを使用しなければならない。虫と物理的に接触すれば、術者は観察してきたことについて簡単な質問を投げかけることができる。1ラウンドに1回、質問を行うことができる。情報は虫の感覚によって得られたものをそのまま受け取るのであり、言葉で繰り返すことはできない。主観的な判断は困難であり、推論を要求する質問が明確な答えを生み出すことはまずない。例えば、虫はだれかの感情を推察することはできないし、目にした複数人の誰が責任者かを判断することもできない。
虫はそれぞれ超小型サイズである。虫は1HP、アーマー・クラス20(+8サイズ、+2【敏捷力】)、登攀速度5フィートと飛行速度20フィート(機動性は完璧)を持つ。虫は術者と同じセーヴィング・スローのボーナスを用いる。〈知覚〉のボーナスは5+術者レベルの半分に等しい。虫は攻撃できない。極めて小さく魔法的な特性を備えているため、虫は遮蔽や視認困難を得ていなくても〈隠密〉判定を試みることができる。〈隠密〉のボーナスは18+術者レベルの半分に等しい。虫は〈隠密〉を使用している間に超小型サイズかそれより大きいクリーチャーによじ登ることさえできる。そのクリーチャーに気づかれることなく乗っておくこともできる。超小型サイズのクリーチャーは自分に登ろうとしている虫に気づくための〈知覚〉はんていに+16のボーナスを得る。虫が登ろうとするクリーチャーのサイズが1段階大きくなるたびに、このボーナスは4ずつ減少し、最低で超大型サイズかそれより大きいクリーチャーの±0になる。
術者はこれらの虫と奇妙なつながりをわずかに維持することができる。そうするなら、虫がいる場所がどこかを知ることができる。1回の全ラウンド・アクションとして術者は精神集中を行い、虫それぞれがどの方角にどれだけの距離離れているかを知ることができる。
(Insect Spies, Greater/上級虫の密偵)
出典 Ultimate Intrigue 217ページ
系統:占術; レベル:アーケイニスト7、ウィザード7、ウィッチ7、サモナー6、サモナー(アンチェインド)6、ソーサラー7、ドルイド6、ハンター6
発動時間:1ラウンド
構成要素:音声、動作、物質(蜂蜜ひとしずく)
距離:近距離(25フィート+5フィート/2レベル)
効果:虫のスパイ1匹/4レベル
持続時間:10分/レベル(解除可)
セーヴィング・スロー:不可; 呪文抵抗:不可
インセクト・スパイズと同様に機能するが、術者は招来した虫の感覚を借りることができる。移動アクションとして、術者は虫のうち1匹の感覚器官からの入力を受け取ることができる。これにより、虫が見ているもの、聞いている音を知ることができる。この間、術者は聴覚喪失状態かつ盲目状態であると見なされる。術者が再度移動アクションを消費することで、別の虫の感覚を借りたり、自分の感覚に戻したりすることができる。