Reprobation/叱責
系統 変成術[呪い、本文参照]; 呪文レベル オラクル/クレリック5、ドルイド5、インクィジター4、パラディン4
発動時間 1分
構成要素 音声、動作、信仰
距離 近距離(25フィート+5フィート/2レベル)
目標 術者の信仰のクリーチャー1体
持続時間 永続
セーヴィング・スロー 不可; 呪文抵抗 可
術者は術者の信仰から外れた目標に呪いを発動し、信仰の教義に反する悪行か行動に罰を与える。これには3つの効果がある。
第一に、目標は術者の信仰のメンバーにだけ見える魔法的な印を刻まれる。この印は目標が罪を犯しており、信仰者が助けるべきでない者であることを示す。同様に、目標は印のために迫害を受けることはない(印を得た後でそれらの犯罪を行っていたことが知られた場合に、秩序の信仰のメンバーがその犯人を投獄することは妨げないが)。
第二に、目標は有益な信仰の呪文の影響を受けず、他者の発動した術者の信仰の呪文の目的にあたり常に敵として扱われる。例えば、術者の信仰のメンバーが発動したキュア・ライト・ウーンズは目標に何の効果もない。術者の信仰のクレリックがプレイヤーを発動させた場合、目標のクレリックへの友情とは関わりなく、呪文は目標に恩恵ではなくペナルティを与える。
第三に、目標が術者の信仰のメンバーで基本クラスの信仰呪文の使い手であるか、その他の能力を神格から与えられていた場合、印がある限りこれらの能力は使えなくなる。例えば、術者の信仰のパラディンはパラディン呪文の発動、癒しの手、その他のクラス能力の使用ができなくなる。目標が他の信仰に入信するとこれらの能力を再び使用できるが、新たな神格が目標を受け入れたとしても、術者の信仰のメンバーからは印は見えるままで残っている。
このセーヴィング・スロー不可の強力な呪文は、死罪に値せぬ厳しい違背を罰するか、術者が厳罰を与えるよりも慈悲を好む場合に使用される。しかしながら、呪文にはその乱用を防ぐ1つの欠点がある。目標が術者の神格に対していかなる背信も悪行も行っていなかった場合、この呪文は目標には何の効果も与えず、たとえ何の違反を犯していなくても代わりに術者自身に影響を与える。この潜在的な反動は、信仰のメンバーが退廃した審問に走ることを防ぎ、ほとんどの罪過が判決を下す前に慎重に調査(通常は魔法で確認する)されることを意味する。
この印は他の[呪い]効果のように除去することができる。加えて、術者の信仰のメンバーはアトーンメントを使用して、この呪文の術者レベルに対する術者レベル判定に成功すると呪いを破ることができる。罰を終了させるためのリムーヴ・カースも、その術者がこの呪文の術者の信仰のメンバーで、かつ術者レベル判定を行うことを必要とする。