(Magic Aura, Greater/魔法のオーラ)
出典 Ultimate Intrigue 219ページ
系統:幻術(幻覚); レベル:アーケイニスト4、ウィザード4、オカルティスト3、サイキック4、スカルド3、ソーサラー4、バード3、メスメリスト3
発動時間:標準アクション
構成要素:音声、動作、焦点(羊毛製のハンカチ1枚)
距離:近距離(25フィート+5フィート/2レベル)
目標:クリーチャー1体、あるいは20ポンド/レベルまでの物体1つ
持続時間:1日/レベル(解除可)
セーヴィング・スロー:不可(本文参照); 呪文抵抗:不可
物体に発動する場合、この呪文はマジック・オーラとして作用する。しかし、術者がグレーター・ディテクト・マジックあるいは同種の呪文で特定の人物が行う独自の呪文発動様式を識別したことがあるなら、その人物が作り出したかのようにマジック・オーラを見せかけることができる。別の用法として、術者は全ての識別を単にあやふやなものにしてしまうこともできる。これにより、誰が呪文を発動したのかをわかりにくくしてしまう。いずれの用法にせよ、物体がグレーター・ディテクト・マジックの対象になったなら、特定の呪文発動を識別するための〈呪文学〉判定に成功しても、観察者が意志セーヴに成功してこの呪文を看破しない限り、自動的に術者の選択したオーラを識別する。このセーヴはマジック・オーラの場合と同様だが、ディテクト呪文は看破のためのセーヴを提供しない)。
クリーチャーに発動する場合、そのクリーチャーにディテクト呪文(および同様の特性を持つ呪文)に反応するようにする。これは、術者が呪文発動時に指定した任意の数の呪文の対象であるかのように作用する。別の用法として、術者は目標のクリーチャーが魔法の効果を一切受けていないものとして反応させるようにすることができる。これは、この種の調査から現在受けている呪文の効果を全て隠してしまう。術者が目標のクリーチャー複数の呪文の目標であるかのように反応させることを選ぶなら、これらの呪文のオーラの固有の呪文発動様式を変更することができる。これは、ちょうど上に示したように、物体に対して使用した時と同様に作用する。
目標がクリーチャーである場合、術者は目標のアーケイン・サイトに対する反応を変えることができる。これにより、クリーチャーが呪文発動能力や擬似呪文能力を有しているかどうかや、その能力が秘術、信仰、念術のいずれか、現在使用できる最も強力な呪文あるいは擬似呪文能力がどれだけの強さかを変えることができる。同様に、目標がグレーター・ディテクト・マジックで観察されたときに、目標がどのように見えるかも変化させられる。これにより、目標が最後に発動した呪文を術者が選択した任意の呪文であるかのように見せかけることができる。