Sacramental Seal/秘蹟の封印
出典 Horror Adventures 126ページ
系統:死霊術; 呪文レベル:クレリック8
発動時間:1ラウンド
構成要素:音声、動作、焦点(最低でも2,000GPの価値がある物体1つ)
距離:接触
目標:接触したクリーチャー1体
持続時間:瞬間
セーヴィング・スロー:意志・無効; 呪文抵抗:可
術者の信仰する神もしくは宗教の聖印で飾られた物体の中に目標を捕らえる。物体に閉じ込められている間、そのクリーチャーは何もアクションを行えず、呪文と擬似呪文能力に完全耐性を持つ。その物体を術者が保有している限り、クリーチャーは永久にその物体に囚われたままである。ウィッシュ、フリーダム、ミラクルを用いるが、その物体を破壊する事によってのみ、この呪文を解呪できる。
術者がその物体の管理をやめた(手放したり、遠隔地や異次元空間においてきたりした)場合、捕らえられたクリーチャーはその物体の制御権を得る。クリーチャーは直ちにその物体を所有しているクリーチャーとテレパシーで意思疎通する能力を得る。意思疎通以外のアクションは行えないが、会話に関連した特技や技能(〈交渉〉や〈はったり〉など)を使用できる。
術者の存在がいない状態で1週間が経過すると、クリーチャーは合計脅威度がクリーチャーのヒット・ダイスの1/4に等しい霊障を生み出すことができる。合計脅威度とは、遭遇する全ての霊障を含んだ遭遇の脅威度のことである。霊障はこの物体を中心にする。この時点で、クリーチャーは100フィートの距離まで届くテレパシーで意思疎通を行うことができる。
術者の存在がいない状態で1ヶ月が経過すると、クリーチャーは合計脅威度がクリーチャーのヒット・ダイスの1/2に等しい霊障を生み出すことができる。テレパシーに加え、クリーチャーはこの物体を手にしたり運んだりするクリーチャーの精神に自分が選んだ心象を植え付けることができる。
術者の存在がいない状態で1年が経過すると、上記の能力値に加え、クリーチャーは接触している、【知力】が3以上の生きているクリーチャーに憑依しようと試みることができる。これはポゼッションOAと同様に扱う。しかし、クリーチャーは他のクリーチャーに憑依していたとしても、その物体を自分で破壊することはできない。
この拘束魔法は術者がアイテムから離れてしまうと取り返しのつかないほどに弱くなる。そのため、再度術者が所有物に戻しても効果はもとに戻らない。クリーチャーの能力を再び制限したい場合には、そのクリーチャーを一度解放して再びサクラメント・シールを使用しなければならない。
その物体がクリーチャーの管理している場所や術者の信仰に属する場所に置かれている場合、術者の存在している場所から離れているものとして扱われるものの、上記の能力を得るのに10倍の時間がかかる(例えば、霊障を生み出す能力を得るまでに10週間かかる)。