秩序界アクシスは、黄金の防壁でメールシュトロームの混沌から隔てられ、その内部は完全な秩序と清潔さが保たれ、住人たちがオーケストラのように調和の取れた生活を送っている“永遠の都市” the Eternal City である。外部との境界では常に周囲の混沌勢力との戦いが続けられ、都市の版図は永遠に拡張され続けている。
この次元界に土着する3種の来訪者がいる。
アクシアマイト Axiomite はアクシス全体の監督・設計・管理を行い、外見上は人型生物のように見えるが、秩序そのものの物理的顕現である。人造の軍隊を率い、アルコン・デヴィルと等しく同盟し、混沌に秩序をもたらすことを望む。
フォーミアンは、よく知られた蟻の様な亜種と、物質界では滅多に見られない蜂に似た亜種に分かれた種族である。アクシスの他の隣人たちとは概ね上手くやっているが、非常に縄張り意識が強く、アクシスの地下や上空にある巣の女王たちは、お互いに政治権力と威信を賭けて争いあう。
イネヴァタブルは来訪者というよりは魂のない人造のような、機械でできた存在で、アクシスの秩序を守り、他の世界で法の代理人となり、アビスやメールシュトロームの混沌の勢力と戦う。
アクシスに居所を定める神格は、まずアーバダーである。彼の領域は、この文明の神に敬意を持つ全ての定命の者の建築様式を混合した独特の建築物が立ち並ぶ1つの大きな町並みである。
エイローデンもかつてこの次元界に存在したが、現在はその領域は無主となっており、フォーミアンの女王候補、エリニュスの女王、エイローデンを復活させようとする the Children of the Reborn Glory など、多くの勢力がその地を狙っている。
そして、ノルゴーバーもアクシスの地下のフォーミアンのトンネル網の中に潜み、この完璧な都市の中で、全次元界で最大の盗賊ギルドとしての役割を果たしている。
[1] Todd Stewart(2009). The Great Beyond, . Paizo Publishing, LLC. ISBN 978-1-60125-167-1